手段目的+原因結果関係に着目したEMCE Framework / 現実問題を解決するゲームの事例「漬け物コレクション」

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日時:
2016年08月24日(水)〜2016年08月26日(金)
形式: インタラクティブセッション
受講スキル:
誰でも。特に現実問題を解決するエンタテインメントシステム、ゲームに興味がある方。
受講者が得られるであろう知見:
ゲームデザインやシステムのデザインにあたっての手段目的関係および原因結果関係の理解および、記述の仕方。結果的に現実問題の解決方法や、ゲームデザインの深い理解が出来る
セッションの内容

発表者が開発したゲーム内とゲーム外のアクションの手段目的関係、および原因結果関係に着目した EMCE ( Ends and Means / Cause and Effect ) Frameworkを用いて、現実問題を解決するゲームの事例として、学生が開発した、大事なものを無くさなくなるエンタテインメントシステム「漬け物コレクション」を実機でデモンストレーションをする。これまでシリアスゲームと言われるカテゴリで成功したものは少ないが、EMCE Framework で説明できると共に、新しい現実問題型解決ゲームの パターンを提示する。


講演資料

  • C16_233_01.pdf
  • C16_233_02.pdf

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講演者プロフィール

中村 隆之

中村 隆之
所属 : 神奈川工科大学
部署 : 情報メディア学科
役職 : 特任准教授

ゲームデザイン教育研究者。1971年生まれ。東北大学工学科精密工学専攻を卒業後、1995年ソニーに入社し、携帯電話の開発に従事。1997年にナムコ(現バンダイナムコゲームス)に入社する。プログラマとして業務用ゲーム機の開発に関わった後に、「もじぴったん」シリーズ等のディレクター、プロデューサーとして活躍し、2010年に退社。フリーランスのクリエイティブプロデューサーとなる。2012年に神奈川工科大学情報メディア学科特任准教授に就任し、ゲームデザイン教育、ゲーム開発教育を進めている。これまでの経験を活かしゲームデザイン手法、ゲームデザイン教育法の開発、研究を行い発表を行っている。

《講演者からのメッセージ》
発表者はゲームデザイン教育の分野で新たなフレームワークや手法を数々生み出してきました。CEDEC2016で発表する EMCE Framework は、現状、殆ど成功例がないシリアスゲームに一石を投じるゲームデザインの考え方を提供します。従来型のビデオゲームの場合でも曖昧だったゲーム内のアクションの手段目的だけでなく因果関係を視覚化する事で、ゲームデザインについての理解や共有が新たになるツールとしても使えるものと思います。
興味ある方は、インタラクティブセッション、およびワークショップセッションに是非ご来場ください。

塩澤 拓麻

塩澤 拓麻
所属 : 神奈川工科大学
部署 : 情報メディア学科

1994年生まれ。神奈川工科大学情報学部情報メディア学科在学中。
「漬け物コレクション」では、主にサーバ以外のプログラミングを担当していました。

《講演者からのメッセージ》
身近な現実問題というテーマの中で、財布などの大切な物がなくなるという問題を解決するためにこのゲームを開発しました。
ユニークなゲームですので一度お立ち寄り下さい。

大竹 聖也

大竹 聖也
所属 : 神奈川工科大学
部署 : 情報メディア学科

1995年生まれ。神奈川工科大学情報メディア学科在学中。
「漬け物コレクション」では、企画とプログラミングを担当していました。

《講演者からのメッセージ》
漬け物コレクションはゲームを通じて「大切なものを無くす問題」を解決すると共に、東京ゲームショウでの神奈川工科大学特有のユーモア色のあるゲームに仕上がったと思います。是非一度セッションにお立ち寄りください。