大規模学習を用いたCGの最先端研究の紹介

タグ:
日時:
2016年08月26日(金)11時20分〜12時20分
形式: レギュラーセッション
受講スキル:
CGにおける大規模学習の応用に興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
機械学習技術によるCGの最先端研究
セッションの内容

現在、ディープラーニングなどの大規模データの学習を活用して、従来成し遂げられなかった実用的な結果を達成している研究が、CGの分野を問わず活発に進められています。
本セッションでは,新進気鋭の若手研究者お二人に、最先端の大規模学習に関連するCGの研究を、ご本人の研究成果を含めて紹介いただきます。

1. 近年、マイクロタスク型クラウドソーシングを活用した研究が多く発表されており、中でもクラウドソーシングと機械学習技術を組み合わせた様々なデザイン支援ツールが提案されています。これらデザイン支援研究について、SIGGRAPHや周辺分野の国際会議の論文から近年の動向を紹介するとともに、共通で用いられている技術や方法論を簡単に紹介いたします。(小山 裕己)

2. 最近のディープラーニングのCGへの応用について、特に画像処理に関する研究に焦点を当て、自身の研究である「白黒写真の自動色付け」および「ラフスケッチの自動線画化」を中心に最新技術を紹介します。(飯塚 里志)

※ 本招待セッションは、情報処理学会 コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会とのコラボレーション企画セッションとなります。
情報処理学会 コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会 公式サイト: http://cgvi.jp/


講演資料

  • C16_230.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

小山 裕己

小山 裕己
所属 : 東京大学大学院
部署 : 五十嵐研究室
役職 : 博士課程 | 日本学術振興会特別研究員

東京大学大学院に在籍.博士課程3年.日本学術振興会特別研究員 (DC1).五十嵐健夫教授の指導の元,コンピュータグラフィクスやデザイン支援に関する研究に従事.鉄壁のスカートなどを実現できる「こだわり物理エンジン」の開発で,情報処理推進機構 (IPA) より未踏スーパークリエータに認定,経済産業省よりInnovative Technologiesを受賞,ニコニコ学会βシンポジウム妄想の部大賞を受賞.2014年にDisney Researchでインターンシップを行い,そこでの研究成果はSIGGRAPH Asia 2015に筆頭論文として採択された.またUIST,CHIにも筆頭論文採択実績がある.
詳細:http://koyama.xyz/index-j.html

《講演者からのメッセージ》
SIGGRAPHや関連国際会議の近年の研究動向を紹介します.特に,マイクロタスク型クラウドソーシングや機械学習を用いたデザイン支援研究についてお話しします。

飯塚 里志

飯塚 里志
所属 : 早稲田大学
部署 : 理工学術院
役職 : 研究院助教

早稲田大学理工学術院 研究院助教.2015年 筑波大学大学院システム情報工学研究科 博士後期課程修了.日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、2015年4月より早稲田大学に勤務.コンピュータグラフィクス,特に画像生成・編集に関する研究に従事.筆頭論文にSIGGRAPH,Eurographicsなど.
ホームページ:http://hi.cs.waseda.ac.jp/~iizuka/

《講演者からのメッセージ》
最近のディープラーニングのCGへの応用について,特に画像処理に関する研究に焦点を当て,自身の研究を中心に最新技術を紹介します.