前世代から今世代までハイエンドの大規模開発においては全世界同時発売を目的とし、
ゲーム開発と多数の言語のローカライズが同時並行して進むことが当たり前となっています。
カプコンの新エンジンではこれまでの経験を元に、自社エンジンのテキスト管理ツールと
翻訳支援ツールであるXLOCと連携することで、ゲーム開発とローカライズの同時作業を
効率的かつ安全に行うためのシステムとワークフローを構築しました。
このシステムの開発に至った経緯や考え方、実際の開発での運用結果について紹介します。
講演者プロフィール
八牧 健太
2008年に株式会社カプコンに入社。
ロストプラネット2の開発を経た後、社内製ゲームエンジンの研究開発に従事。
ゲーム開発用のGUIシステムやテキスト管理のシステムを主に担当。
過去にはタイトルのパフォーマンスチューニングや若手プログラマの育成も担当。
《講演者からのメッセージ》
大規模開発においてゲームを開発しながらの同時翻訳ワークフローの重要性は増すばかりですが、
ゲームエンジンとテキスト・翻訳管理のシステムの関係については意外と情報が少ない様に思います。
今回紹介するソリューションは一例ではありますが、様々なアイデアの組み合わせで構成されています。
その中のいくつかのアイデアは何かしら皆さんのヒントになるのではと思います。
マーク ライクワイン
2008年から現在までゲームローカライズの仕事をしてきました。
《講演者からのメッセージ》
ローカライズ言語が増えると大変ですが、それを楽にしてくれるツールがあります!