多くのプレイヤーは自分がうまくプレイをしたいと考えているが、同時に理想的なプレイと実際の結果のギャップが一定を越えたり、何度も同じところで失敗をすると上達のためのモチベーションが下がり、プレイをやめてしまう結果となる。
そこで本発表ではプレイヤーのスキルに合わせて操作の難易度をシームレスにコントロールする手法を提案する。
講演者プロフィール
簗瀬洋平
Unity Technologies Japan クリエイティブ・ストラテジスト
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科付属KMD研究所リサーチャー
超人スポーツ委員
1995年よりシナリオライター、ゲームデザイナーとして「ラングリッサー」「グローランサー」シリーズや「ワンダと巨像」「Folks Soul失われた伝承」「魔人と失われた王国」などのゲーム開発に携わる。
2012年より研究者として「StratoJump」「誰でも神プレイできるシューティングゲーム」などインタラクティブシステム、コンテンツを通じて主観的体験に関する研究を行っている。
《講演者からのメッセージ》
学術の世界では論文を書く際に過去の研究事例を引用し、すでに実証された事に対して自分の成果を付け加えていきます。これを「巨人の肩に乗る」と表現します。ゲーム開発において引用はほぼありませんが、実際は過去積み上げられてきたゲームのコンテキストに乗って成立しています。CEDECは多くの方が集まって、その知見を共有する場です。講演者が聴講者に対して発信するだけの場ではありません。質疑や懇親会での意見交換、SNSでの感想、blog、レポートなど全てが集まってCEDECを構成しています。みなさんも是非、共有し、巨人の一部になりましょう!