小中高生の自律型ロボットの国際コンテストである【World Robot Olympiad】における世界、日本の取り組み、プログラミング教育、プレゼンテーション教育について紹介します。
オープンカテゴリー(自分からテーマを決めてロボットを創作する)では昨年2014年、中学生部門にて日本代表が世界一となっている。ロボットというテクノロジーを使った【伝える・魅せる】について、コンピューターエンターテインメントの共通点を探りながら、今後の日本におけるプログラミング教育について考察する。
講演者プロフィール
渡辺 登
通信機器メーカー開発会社にて、交換機や携帯電話機のシステム開発に従事。2004年から情報処理推進機構にて研究員として、技術者の人材育成施策に取り組む。
2010年から教育版レゴの正規代理店である株式会社アフレルにて、子どもから大人まで対象にした技術教育を企画し提供。筑波大学大学院非常勤講師。NPO法人組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会 理事
著書:ETSS標準ガイドブック(日経BP社)、エンベデッドシステム開発のための組込みソフト技術(電波新聞社)
《講演者からのメッセージ》
日本やシンガポールなどがアジアを中心に始めたロボットコンテストWROは、現在世界44カ国が参加する国際的なコンテストとなりました。単にプログラミンやロボット製作を学ぶだけでなく、小中高生が世界にチャレンジする機会を提供しています。ArduinoやRaspberry PiといったMakerムーブメントや、Scrachの普及やcode.org取り組みなど、小中高生がテクノロジーを学ぶ機会は増え、敷居も低くなっています。WROが長年取り組んできたロボットを使った学びを踏まえ、これからのテクノロジー教育について一緒に考えてみましょう。