目標の構造としてのゲーム ―ゲームデザイン分析手法「UOSモデル」の提案―

タグ:
日時:
2015年08月27日(木)17時00分〜17時30分
形式: ショートセッション
プラットフォーム: コンシューマ,アーケード,PC,モバイル,その他
受講スキル:
ゲームデザイン論、ルドロジー分野への興味・知見のある方
受講者が得られるであろう知見:
ゲームデザインを目標の構造としてとらえる手法
セッションの内容

ゲームデザインのモデル化手法「UOS(統合目標構造)モデル」を提案します。これは、ゲームプレイから生み出される「意味ある遊び」の源泉を、「小目標が大目標に統合された構造」と「魅力的で認識しやすい目標」によって説明する手法です。
「統合」とは、ある小目標の達成状況が上位の大目標の達成状況に影響を与える構造を指します。そのうち、小目標の達成状況が同じ大目標に属する他の小目標に大きく影響を与えるものを「創発型」の統合と呼びます(例:将棋)。
創発型の統合そのものは大きな意味ある遊びを生み出しますが、目標が認識しづらくなってしまいます。そこから、より大きな意味ある遊びを生み出すためのゲームデザインの2つの方針が導かれます。


講演資料

  • 135.pptx

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

井戸里志

井戸里志
所属 : DiGRA
部署 : ゲームデザインSIG
役職 : ゲームデザイナー

1987年生まれ。2011年よりゲーム企画に携わり、ゲームデザイナー、ディレクターなどを務める。
独自のゲームデザイン理論を考案し、DiGRA JAPAN 2014年度年次大会にて口頭発表を行う。

《講演者からのメッセージ》
私と一緒に、ゲームデザインについて抽象的な理屈をこねまわしましょう。