スマートフォン向けゲーム「消滅都市」は、おかげさまでリリース後 運用が始まってから一年が経過しました。
実際に運用がはじまってからはさまざまな技術的、あるいは運用面における課題に直面しました。
特に、多くの種類が存在するスマートフォンそれぞれで最適なユーザー体験が行えるようにするということ、
半年間という短期間で開発してしまったことによる技術的負債をいかにして返済していくかということ、
そして、限られた開発リソースのなかで報告された不具合をどのタイミングでいかに修正していくかということの
三点が大きな問題として挙げられました。
本セッションでは、我々がどのように問題を解決し、お客様満足度を維持していったのか
という点について具体的にお話します。
講演者プロフィール
渡部晋司
会津大学コンピュータ理工学部卒。任天堂株式会社を経て2012年グリー株式会社に入社。
入社後はGREE Platform事業に従事した後、消滅都市の開発に携わる。
CEDEC 2014, Cocos2d-x talks #2, 東京インディーフェス 2015 登壇。
《講演者からのメッセージ》
消滅都市の運用は決して順風満帆ではなく、多くの問題点がでてきて、その都度それを乗り越えてきました。
そのような反省点や解決方法を共有することで、運用を行うタイトルに携わる方々の
お役に立てればと考えています。
田口和重
立教大学 経営管理学博士課程前期課程修了。GE、ベルシステム24を経て、2013年よりグリーに入社。仙台カスタマーサービスセンターの立上に携わり、2014年春よりNative部門のCS立上・運営を行う。
《講演者からのメッセージ》
現在、消滅都市のお客さま満足度は、社内のスマートフォンゲームと比較しても非常に高い水準にあります。消滅都市のお客さまからはエラーに対する苦情のみならず、仕様や各イベントに対しても非常に厳しいご意見を頂きます。消滅都市リリースからこれまで、そういったエラーに対する改善や各種ご要望などに、どのように開発陣と取り組んできたのか、具体的な事例をもとにご紹介いたします