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日時:
2014年09月04日(木)14時00分〜14時30分
形式: ショートセッション(25分)
受講スキル:
GPUを用いたグラフィックスレンダリングに関する簡単な知識
受講者が得られるであろう知見:
実測データをもとにした高品質な半透明物体の理論と実装
セッションの内容
半透明物体の描画は表面下散乱の影響のため計算量を必要としますが、人肌や大理石などの表現に欠かせない要素であり重要な課題といえます。そのような半透 明物体の表現を題材に、実測に基づいて曲率と光の透過度合の関係を取得することにより、高品質な半透明物体の実時間描画を可能にする手法をご紹介します。 実写画像を解析することで、半透明物体における各曲率に対応した光の透過性をより正確に取得します。さらに、従来手法では表現できていない表面下散乱後の 出射光における光の異方性を実写画像から取得することで、物体の法線方向と視点方向を踏まえたより高品質な描画が実現します。本セッションではこの提案法 の詳細を軸に、実測を用いた半透明物体の近似表現の技術の解説を行います。
講演者プロフィール
岡本翠
所属 : 早稲田大学
役職 : 理工学術院<br>修士1年
早稲田大学先進理工学研究科
物理学及応用物理学専攻
森島研究室 在籍
Visual Computing / グラフィクスと CAD合同シンポジウム 2014 poster発表
SIGGRAPH 2014 poster発表
共同研究・開発者
安達翔平(早稲田大学)
宇梶弘晃(早稲田大学)
岡見和樹(早稲田大学)
森島繁生(早稲田大学)