ゲーム業界が取り組むべき社会貢献活動として、教育業界との協同によるシリアスゲーム制作の実践2例を発表します。①「英語学習」をテーマとした我が国 初のシリアスゲームジャム、および②「算数学習」をテーマとし、世界の小学生たちを対象とする「Global Math」、以上の取り組みを紹介します。①では実際に今回のゲームジャムに参加したゲーム開発者と共に、その楽しさとそれによって得られた経験やスキル についてのお話を、また②では「Global Math」プロジェクトの運営者と共に2年間の成果についてお話しし、ゲーム業界からの積極的参加の呼びかけたいを思います。
会貢献を意識し たゲーム制作は、「社会とのコミュニケーションを強化する」という経済産業省ゲーム産業戦略に則ったものです。日本のゲーム開発力をアミューズメントの枠 を越えて展開し、「楽しみながら人を成長させるゲームの力」を広く知らしめることを目的として、”社会貢献するゲーム”制作への挑戦「Go for it!」を提案します。
講演者プロフィール
岸本 好弘
1959年兵庫県生れ。ナムコ、コーエーでビデオゲーム開発29年、係わった作品は60タイトル以上。2012年から東京工科大学メディア学部特任准教授。研究テーマは「ゲームのチカラを教育・社会に役立てる」。著作に「ゲームはこうしてできている」。好きな食べ物はオムライス。
《講師からのメッセージ》
二瓶 光
1982年生まれ、福島県出身。
2009年、株式会社スクウェア・エニックスに入社。
2011年に行われた東北ITコンセプト福島GameJamに東京工科大会場で参加したのをきっかけに、ゲームエンジンやライブラリを用いた短期間開発の面白さを知り、以降GrobalGameJam(GGJ)やシリアスゲームジャムなどあちらこちらのGameJamに参加。
主に使用しているゲームエンジンはUnity。
星 千枝
共同研究・開発者
三上 浩司(東京工科大学)
藤本 徹(東京大学)
小野 憲史(IGDA日本)
鈴木 久(ベネッセコーポレーション)
木谷 紀子(ベネッセコーポレーション)
伊藤 彰孝(ベネッセコーポレーション)