家庭用ゲーム機でFree to Playゲームを開発したらこうなった! ~バトオペの事例~

タグ:
日時:
2013年08月21日(水)11時20分〜12時20分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
・家庭用ゲーム機で基本無料ゲームの開発を検討しているプロデューサー、ディレクター、プランナー<br />・PS3「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」を事前にプレイしていただいているとより理解しやすくなります<br /> (PS Storeで無料配信中です!)
受講者が得られるであろう知見:
・家庭用ゲーム機上で基本無料ゲームを1年間運営したゲームのさまざまな開発事例<br />※ 諸事情により売上データなどの生々しい数値は発表できませんので、ご了承ください&hellip;。<br />※ バトオペに近いゲーム(家庭用ゲーム機で運営型、対人戦がメイン、課金要素あり)を開発中/検討中の企画担当者に特にご参考になるのではないかと思います。
セッションの内容

PlayStation3で基本無料ゲームに挑戦し、PlayStation Awards 2012で
ユーザーズチョイス賞とPlayStation Store特別賞の2つを受賞した『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』。

家庭用ゲーム機としてはめずらしいFree to Play(基本無料)ゲームに取り組むことになった経緯や
ソーシャルゲームでは一般的な「ガチャ」ではなく、アーケードゲームに近いビジネスモデルを採用した理由、
コンシューマユーザーにFree to Playゲームを受け入れてもらうために気をつけたこと等をご紹介いたします。

そして、この1年間の運営を振り返りながら、開発当初に気をつけたポイントが
実際にユーザーにどのように受け入れられたのかを ~バトオペの事例~ からお伝えいたします。


講演資料

  • C13_63.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

神戸 秋義

神戸 秋義
所属 : 株式会社 B.B.スタジオ
役職 : CS開発部<br>ディレクター・プランナーチーム ゲームデザイナー

1999年、ゲームを作りたくて就職先のあてもないくせに企画書片手に勢いで上京。
運良くすぐにゲーム会社に入社し、2004年からディレクターとしてGBAやDSなどの携帯型ゲームソフト開発に携わる。

2008年後半~、弊社・徳島雅彦、菊池宏と共に、バトオペの元となるPS3向けガンダムゲームのプロジェクトを立ち上げる。
その後、紆余曲折あり、とうとう2012年6月28日「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」がサービスイン。
現在、国内版バトオペのディレクターとして運営型ゲーム開発の楽しさと難しさの両面に溺れる日々を過ごす。


《講師からのメッセージ》

当初は「無料でほんとに大丈夫なのか?」と社内外から心配されまくったバトオペですが、
おかげさまで無事一周年を迎えるところまでやってきました!
(遊んでくれている皆さま、本当にありがとうございます!!)

バトオペの運営スタイルは、KPIなどの数値情報だけに基づいて決定せずに、
プレイヤーの感想や要望を重視した「家庭用ゲームソフトの続編を作り続けている」ような運営をしています。
その一年の開発/運営の中で感じた、家庭用ゲーム機の新しい可能性や運営の苦労などをお伝えする予定です。

桑原 顕

桑原 顕
所属 : 株式会社 バンダイナムコゲームス
役職 : 第2事業本部 第1ディビジョン 第1プロダクション<br>プロデューサー

バンダイナムコゲームス所属/マネージャー兼プロデューサー。『ガンダムロワイヤル』や『ガンダムカードコレクション』、iOS/Android『SDガンダム ジージェネレーション フロンティア』やPSP『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』やPS3『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』など、コンシューマーゲームからモバイルコンテンツまで幅広く手がけている。

近藤 亮治

 近藤 亮治
所属 : 株式会社 B.B.スタジオ
役職 : CS開発部<br>プログラマー

B.B.スタジオ CS開発部 マネージャー

重機メーカーのロボット制御システム、保険会社/銀行のオンラインシステム等の開発ののち、
1997年 BEC(現 B.B.スタジオ)に入社しゲーム業界に入る。

主な開発タイトル
・PlayStation®2 機動戦士ガンダム ジオニック・フロント
・ニンテンドーゲームキューブ 機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡
・PlayStation®3 機動戦士ガンダム ターゲット・イン・サイト
現在は、技術部門のマネージャーとして従事。"仮想"と名のつく技術が好き。