弊社で開発を行った、UnrealEngine3を使用したXbox360タイトル、The Black Eyed Peas Experience(日本未発売)の開発事例についてお話し致します。UnrealEngine3は非常に強力な開発環境ですが、ゲームの仕様を実現するために、様々な機能追加が必要でした。その中から、特に音楽駆動型のゲーム進行、およびカスタマイズ可能なプレイヤーアバターシステムについてご説明致します。
また、UnrealEngineを使用する場合の、実行時パフォーマンスや、開発ワークフローの最適化手法なども併せてお話しし、UnrealEngine導入の参考にして頂きたいと思います。
講演者プロフィール
デイヴィッド・ヴェントゥラ
2003年 カーネギーメロン大学院エンターテインメントテクノロジー修士号を取得
同年 株式会社イニス入社、ソフトウェア・エンジニアリングに配属
2009年 コア・ミドルウェア・テクノロジーチームの設立、これを機に内外の技術リードとして活躍
「ギタルマン ライブ!」、「押忍!戦え!応援団」シリーズ、カラオケソフト「LIPS」等の技術責任者を務め、社内独自のゲームエンジン開発や、他社ミドルウェアの拡張・展開を担当。また、責任者として、社内のコンテンツ制作ワークフローや、情報管理の促進に従事している。
《講師からのメッセージ》
弊社のプログラム部署はゲーム・ロジック担当チームと、ゲームエンジン/ミドルウェア担当チームの二つに分かれております。
私が率いているゲームエンジン/ミドルウェア担当チームのミッションは、開発環境の統一、拡張、最適化です。
「The Black Eyed Peas Experience」でも、UnrealEngine3の拡張や各種ミドルウェアのインテグレート、開発フローの最適化を行いました。
今回のセッションでは、それらのノウハウをご紹介します。ぜひお聞きください。