3Dディスプレイと互換の多重化・隠蔽映像技術「Scritter」が拓く3Dコンテンツの未来

タグ:
日時:
2012年08月20日(月)〜2012年08月22日(水)
形式: インタラクティブセッション
受講スキル:
リアルタイムグラフィックス,ステレオグラフィックスについての基礎知識があることが望ましい。ディスプレイ技術に関する基礎知識、GPU応用、知財・特許については専門家ではない方でもわかるようにお話しします。
受講者が得られるであろう知見:
既存の3D技術の限界を超え、新しいゲームエクスペリエンスやプレイスタイルを考える上でのヒント、アイディア、実装テクニック、安全性に関するガイドラインや関連知財に関する情報が手に入ります。
セッションの内容

3Dディスプレイは「奥行き、飛び出し」だけの技術ではありません!
右目映像と左目映像を複数のプレイヤーに割り当てたり、多言語・2D/3D互換ゲーム、マルチシナリオを構成したり…
ゲームデベロッパならではの「多重化」という使い方で、新たなコンテンツの幅を創りだして見ませんか?
本セッションでは「裸眼で見えない映像が、メガネをかけると見える『ScritterH』アルゴリズム」,各種先端ディスプレイでの応用、関連技術のサーベイと、GPUによるリアルタイム処理、デジタルサイネージやカラオケへの応用をデモ展示します。


講演資料

  • 205_CEDEC2012-CEDIL-Scritter.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

宮澤篤

宮澤篤
所属 : 東京工芸大学
役職 : 芸術学部 ゲーム学科 <br/> 准教授

1983年,日本アイ・ビー・エム入社,東京基礎研究所にて証券投資情報システムソリューションの開発プロジェクトに参加。IBM-PC用にグラフィックス基本機能を提供するソフトウエア・パッケージ「Graphics Base Library」を開発。1992年,米国フロリダ州のボカ・ラトン製品開発研究所における,新世代マルチタスク・オペレーティング・システムOS/2の開発プロジェクトに参加。1997年から,当時のナムコ研究部にて近未来のゲーム環境に欠かせない臨場感や現実感を提供する,アミューズメント向けのリアルタイム&インタラクティブ3次元映像システムの開発を進める。著書には「コンピューターゲームのテクノロジー(岩波書店,1999年)」。

白井暁彦

白井暁彦
所属 : 神奈川工科大学
役職 : 情報学部 情報メディア学科<br/> 准教授

1996年東京工芸大学工学部写真工学科卒,1998年東京工芸大学大学院工学研究科画像工学専攻修士課程修了.キヤノン,クライテリオン勤務を経て東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士後期課程,2003年博士(工学)の学位を取得.2003年から財団法人NHKエンジニアリングサービス 次世代コンテント研究室,2004年からフランスENSAM客員研究員.VRエンタテイメントテーマパークの設計に従事.2007年より日本科学未来館科学コミュニケーター.4Kデジタルシネマ「かぐやの夢」のプロデューサー,IVRC実行委員,デジタルコンテンツエキスポ「ConTEX」,「国際3Dフェア」実行委員.
東京工業大学世界文明センター非常勤講師,国際基督教大学非常勤講師.フランスLaval Virtual ReVolutionチェア.2010年4月より神奈川工科大学情報学部情報メディア学科,准教授.著書「WiiRemoteプログラミング」(オーム社).


《講師からのメッセージ》

エンタテイメントシステム,コンテンツ工学の研究を中心に,メディアアート,インタラクティブ技術,バーチャルリアリティ,多重化隠蔽映像システムなどの分野で技術・作品制作,振興支援を中心に活動しています.
中規模・小規模の研究開発案件,大歓迎です.