ファンタシースターオンライン2におけるデータ通信手法

タグ:
日時:
2012年08月21日(火)11時20分〜12時20分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
C++言語およびネットワークプログラミング(TCP/IP)の基礎的な知識<br />オンラインゲームの開発経験、もしくは興味があるプログラマ
受講者が得られるであろう知見:
C++のソースコードを解析し、データ処理を自動生成する手法<br />ツールを使用した、ゲームサーバへの多人数接続テスト手法
セッションの内容

ファンタシースターオンラインシリーズにおけるデータ通信の手法について説明します。
従来の弊社タイトル(PSO、PSU等)では、C++の構造体を直接バイナリデータとして送信してました。この方法ではパフォーマンスに優れる反面、可変長データや異なる機種間で通信するための対応を手動で行う必要があり、非常に大きな労力を必要としていました。
PSO2では従来手動で実装していた処理を自動生成するツールを開発しました。具体的には、データ圧縮処理や可変長データのシリアライズ処理などを自動生成し、高機能かつパフォーマンスの高い通信処理を実現しています。
また、インハウスツールを使用し10万アカウントでの同時接続テストを1人で行った事例についても説明します。


講演資料

  • 76_CEDEC2012-PSO2.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

戸谷 弘一

戸谷 弘一
所属 : 株式会社セガ
役職 : 第3CS研究開発部 プログラムセクション<br/> リードプログラマ

1992年セガ入社。

主な開発タイトル:
・バーチャレーシング(MegaDrive、Super32X)
・セガラリーチャンピオンシップ(Saturn)
・Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!2
・ソニックアドベンチャー
・ファンタシースターオンライン
・PSO Episode3 C.A.R.D.Revolution (メインプログラマ)
・ファンタシースターユニバース
・ファンタシースターZERO
・戦場のヴァルキュリア2
・ファンタシースターオンライン2