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日時:
2011年09月06日(火)13時30分〜14時30分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
・デジタル波形処理(オーディオパイプライン)に深い知見のあるオーディオプログラマー<br />・外部音楽に合わせたプロシージャルなゲームを作りたいと思っているデザイナー
受講者が得られるであろう知見:
・任意の曲を入力すると、その曲の速度(BPM)が高精度で得られる分析手法<br />・オーディオ信号を複素数空間にマッピングすることによって得られる、より高度な信号処理技法
セッションの内容
(1)2007年11月にリリースしたEvery Extend Extra Extreme(E4)で実装した、古典的なBPM解析手法について説明。(解析に時間がかかり、確度も低い)
(2)2009年11月にリリースした0D Beat Dropで使用した、超広域窓(VLW)法を使った、リアルタイムBPM解析手法について説明。(リアルタイムで高速に解析が行え、確度も高い)
(3)オーディオ信号を複素数空間にマッピングすることによる、リアルタイムの音声抽出・音声除去の方法の説明、任意の曲に合わせて、ゲーム中のキャラクターが歌うなどの一歩進んだ演出の説明。
講演者プロフィール
増野 宏之
所属 : アークシステムワークス株式会社
役職 : 開発部<br/>技術開発部長(CTO)
・広島大学理学研究科化学専攻修了
・コトブキシステム勤務(大学時代のアルバイト2年を含む)(1986-1998)
・コンパイル勤務(1998-2001)
・ICA株式会社を設立し独立、世間の厳しさを知る(2001-2003)
・ズーム勤務(2004-2005)
・ソニックブルー社(のちに社名をサイクロンゼロ社に変更)勤務(2006-2009)
・アークシステムワークス勤務(2009-現在)
四半世紀にわたり、常に現場作業に従事。
作曲+音楽が分かるプログラマーとして、日々勉強の毎日。