近年、テレビや映画、ゲームなどの立体視コンテンツが注目されている。本セッションでは、ゲーム画面上に重ねて情報を表示するヘッドアップディスプレイ (HUD)の視認性の部分に着目した。同一の立体視ゲームに対して「画面中央中心」「カーソル中心」「画面手前」「オブジェクト化」「HUD立体視無し」 の5つの表示方法を実装し、その視認性について実証実験を行い比較した。その結果、ユーザのHUDの表示方法に対する評価の傾向が明らかになった。セッ ション当日は、これらのデータを示すとともに、参加者に実験に利用した立体視ゲームをプレイしてもらい、HUDの表示方法による視認性の差を体験してもら う。
講演者プロフィール
杉山 直隆
2011年3月 東京工科大学 メディア学部 メディア学科卒業
2011年4月 東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 修士課程1年
竹内 亮太
2004年東京工科大学メディア学部メディア学科卒業。2006年東京工科大学大学院バイオ・情報メディア研究科メディアサイエンス専攻博士前期課程修了。現在同研究科博士後期課程在学中。
三上 浩司
1995年慶応義塾大学環境情報学部卒後,日商岩井株式会社において,オンラインゲームサービス「X-BAND」などを手掛ける.その後,株式会社エムケ イなどを経て東京工科大学片柳研究所研究員となり,現在に至る.著書に「デジタルアニメマニュアル」(デジタルアニメ制作技術研究会),「アニメ学」 (NTT出版)などがある.CEDECでは2007年にゲーム教育カリキュラム,2010年にGlobal Game Jamに関連したセッションで講演.
渡辺 大地
1999年より現職。専門は3次元CADおよび3次元グラフィックスで、リアルタイムグラフィックスについての研究にも従事。近年はゲーム制作に関連する諸分野の研究を行っている。