九州大学では2009年度から、ゲーム産業の活性化とクリエイターの育成を目的とし、福岡市、GFFとともに産学官によるシリアスゲーム制作事業をすすめています。2010年度からは「リハビリ」をテーマに長尾病院(福岡市)の協力のもと、リハビリ用起立運動支援ゲーム「樹立の森 リハビリウム」の制作を行っています。本セッションでは実際に開発したゲームの展示を行い、産学官で取り組むシリアスゲーム制作の実例と、病院での有効性・安全性の検証データから医療現場でのニーズや導入の可能性についてわかりやすく紹介いたします。
講演者プロフィール
松隈 浩之
1997-2003 凸版印刷株式会社 グラフィックデザイナー
2003-現在 九州大学大学院 芸術工学研究院 講師
アニメーションやゲーム等のコンテンツデザインを中心に研究活動を行う。2009年より、産学官連携での福岡市委託事業「シリアスゲームプロジェクト」代表を務め、若手クリエイターの育成及び、新たな分野でのゲーム・コンテンツ産業の拡大に力を注いでいる。
《講師からのメッセージ》
シリアスゲーム、そして最近出てきたゲーミフィケーションというキーワードで、会場の皆様と意見交換出来ることを楽しみにしています。ぜひお立ち寄りください。
服部 文忠
1968年 京都大学理学部 卒業
1974年 九州大学医学部 卒業
九州大学病院第2内科,福岡赤十字病院などを経て
2000年 特定医療法人順和 長尾病院 院長 現在に至る
日本リハビリテーション医学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
日本内科学会 認定専門医
日本透析医学会 専門医
《講師からのメッセージ》
リハビリテーション医療の臨床現場に秘める、シリアスゲームの可能性について議論したい。
梶原 治朗
1995年 九州芸術工科大学 工業設計学科 卒業
1997年 九州芸術工科大学大学院 生活環境専攻 修了
2004年 九州リハビリテーション大学校 作業療法学科 入学
2007年 特定医療法人順和 長尾病院 リハビリテーション部 入社
日本作業療法士協会 会員
《講師からのメッセージ》
リハビリテーション医療の臨床現場の実情、『樹立(きりつ)の森 リハビリウム』の有効性と安全性に関する検証結果、ゲームの持つ可能性についてディスカッションしたいと思います。
林田 健太
2002年 茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科卒業
2002年 医療法人順和長尾病院入社
2010年 九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻入学
日本理学療法士協会 会員
《講師からのメッセージ》
リハビリテーション分野におけるゲームの可能性をリハビリテーション現場の視点から伝えることができればと思います