ここ１～２年の間に、据置機の『無双』シリーズを３タイトル、PSPへ移植する機会がありました。
その際に最も苦労したのが、「どうやって据置機のように喋らせる（音声を再生する）か？」という点でした。
今回は、PSPでどのようにして、据置機のフルボイス仕様に近づけていったのかをご紹介します。

・PSP版『無双』シリーズでの実際の事例
　PSP版『無双OROCHI 魔王再臨』、『真・三國無双５ Special』、『真・三國無双５ Empires』において、
　どのような音声再生仕様を実装したかを、簡単に紹介します。
　（再生するorしない、UMD再生orオンメモリ再生、ビットレート、ピッチシフト、etc.）

・再生仕様策定において考慮した点
　- ここで苦労した！（UMDの速度、メモリの容量、etc.）
　- フルボイスに近づけるために、どのような基準で何を取捨選択したか？

・さらに容量を節約するためのアプローチ
　容量節約のために検討した手法を、節約量や音質とともに紹介します。
　- 音声の長さを短くする方法（複数）
　- ビットレートをより小さくする方法（複数）

・今後への課題
　今回の３タイトルへの反省点を挙げ、今後さらに据置機タイトルに近づけるにはどうすべきかを考えます。