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日時:
2010年08月31日(火)〜2010年09月02日(木)
形式: ポスター発表
受講スキル:
ツールの開発担当プログラマ
受講者が得られるであろう知見:
効率良くゲーム開発を行うためのツールの設計で最低限(かつ絶対)抑えるポイントを得られる
セッションの内容
1.はじめに
現代のゲーム開発において、様々なツールが開発され利用されている。
ゲームはツールによって開発されると言っても過言ではありません。
ツール開発の成功がゲーム開発の成功の1パートです。
成功するツール設計のポイントを紹介します。
2.ポイント
2.1 ユーザー視点
2.1.1. 色を付ける
エクセルのシートを思い出して欲しい。注目させたい項目に色をつけるだけで、視認性が上がるする。
2.1.2. 目に見えない機能は使われない
ポップアップメニューは注意!
2.1.3. 対象ユーザーのスキル
すべてはユーザーの最初は必ず初級者。その後、上級者に成長する。上級者は、一度に多くの情報を見たがる。
2.1.4. はじめから考えておいた方がいい事柄
・多言語対応
2.1.5. UIはないほうがいい
どんなに優れたUIがあるより、それを利用しないで仕事が済むならそれがいい。自動化の仕組み、CUIも視野にいれる。
保守
2.1.6. すべてのプログラマがツール設計できるとは限らない
ある特定分野に非常な優秀なプログラマは必ずしもツール設計には優秀でない。
プラグイン機構を用意する。 (ただし、プラグインはなかなか書いてもらえないかもしれない)
3. まとめ
ポイントを抑えたツールを用意することで、開発の生産性が上がる。
講演者プロフィール
伊藤 義弘
所属 : シリコンスタジオ株式会社
役職 : R&D統括本部 ツール設計スペシャリスト
過去に、現在の「株式会社サンドロット」に在籍し、ゲーム、ライブラリ、開発環境、開発用ツールなどの設計・開発を行う。現在はシリコンスタジオ株式会社にてミドルウェア開発業務に従事。