2009年にEidosはスクウェア・エニックスグループの一員となり、日本に拠点を置くスクウェア・エニックスと、欧米に拠点を置くEidosが非常に緊密な関係で一丸となってゲーム開発体制の構築や組織編成が進んでおります。これにより日本の開発者が欧米のスタジオの開発事情を深く理解する絶好の機会が訪れています。今回はその緊密な関係を活かし、Eidosグループの持つ優れた二つのゲームエンジン「G2」と「CDC」の特徴を日本の開発者の皆さんに出来るだけ詳しくご紹介したいと考えています。ゲームエンジンの紹介にあたっては、スクウェア・エニックスグループのWorld Wide Technology DirectorであるJulien Merceron自らEidosのゲームエンジンの魅力や設計思想を話してもらい、スクウェア・エニックスの日本人スタッフが実際にその場でゲームエンジンを操作しながら詳細を解説していきます。欧米のスタジオの一般的な開発ワークフローの考え方を知ることで、日本の開発者の方々のワークフロー改善の良いヒントになればと思います。
講演者プロフィール
Julien Merceron
橋本 善久
1997年 東京大学工学部卒
1997~2009年 株式会社セガ所属
【代表作】
・「ソニック ワールドアドベンチャー」ゲームディレクター
・ゲームエンジン「Hedgehog Engine」技術ディレクター
⇒CEDEC 2008でグローバルイルミネーション技術について講演
⇒CEDEC Award 2009プログラム部門ノミネート
2009年~ 株式会社スクウェア・エニックス所属
・「新世代ゲームエンジン」開発リーダー
岩崎 浩
2002年 早稲田大学教育学部卒
2002~2009年 株式会社セガ所属
・「ソニック ワールドアドベンチャー」プログラマ
・ゲームエンジン「Hedgehog Engine」プログラマ
2009年~ 株式会社スクウェア・エニックス所属
・「新世代ゲームエンジン」リードプログラマ