ゲームデバッグ一筋、17年の「ポールトゥウィン」です。当社の始まりは、町の小さなゲームショップでした。お店には毎日毎日いろいろなお客さんがやってきます。ある夏の日のこと、小さな手から溢れそうなほどの小銭を握りしめた、ひとりの男の子がやってきました。彼のお目当ては、1年前に予約してくれた一本のゲームソフト。1年間、お小遣いをせっせと貯めて、彼はお店にやってきたのでした。そして念願のゲームソフトを、やっと手にした彼のこぼれそうな笑顔こそ、今の私たちの原点です。
以来、皆様のゲーム開発を縁の下から支えてきた黒子的存在ですが、昨今の市場のめまぐるしい動きに対応すべく、昨年8月にサンフランシスコに拠点を開設しました。また、今年の4月には日本一のゲームチューニング会社「猿楽庁」を仲間に加えました。また、グループ会社の「ピットクルー」では、サイトの有人監視や運営、ユーザーサポート等を行っております。
グローバル化が進むゲーム業界において、日米連携による海外展開のお手伝いや、日本のゲーム産業を元気にしていくために我々として何が出来るか?(しなければならないか?)など、お話をさせていただければと思います。
講演者プロフィール
橘 鉄平
ポールトゥウィン株式会社取締役。昨年8月より、米国のPole To Win America, Inc.にて、ゲームのデバッグ(テスト)やローカライズ、フォーカスグループ、ユーザーサポートの事業を担当。
《講師からのメッセージ》
昨年8月より、米国でゲームのデバッグ(テスト)、ローカライズ、フォーカスグループのサービスを立ち上げています。日米のユーザーの嗜好の違いやお客様のニーズの違いなどを感じつつ、国内に拠点を持つ強みを生かしたサービスをさらに強化していきたいと考えています。
橋本 徹
任天堂株式会社を経て1996年に株式会社マリーガルマネジメント入社。
1997年2月にゲームのチューニングを行う部署「猿楽庁」を立ち上げ、2000年に法人化し株式会社猿楽庁となる。
代表を務め、肩書きは"長官"。
開発中のゲームをプレイして「もっとおもしろくするには?」「もっとわかりやすくするには?」を日々考えている。
遊びが仕事で、仕事が遊びの毎日を過ごす。趣味は誰かの応援をすること。
《講師からのメッセージ》
「いい作品をありがとう」「この作品に出会えてよかった」そんな声を聞いた時、我々はとても嬉しくなります。
クリエイターが魂を込めて創る作品。その作品を、魂を込めて磨き上げる我々。
2つの魂が注ぎ込まれた作品は、素晴らしいものに仕上がると信じています。
「創る人」と「遊ぶ人」の間に立つ「磨く人」として、ひとりでも多くの人が幸せになれるよう、魂を注ぎ込んでいきます。
小西 直人
外資系会計事務所、IT系コンサルティング企業などを経て、2008年10月よりピットクルー株式会社代表取締役に就任。公認会計士。
《講師からのメッセージ》
ゲームコンテンツがオンライン化するにつれ、発売後の継続的なユーザーサポートがますます重要になってきます。顧客満足度を高め、ロイヤリティの高いユーザーを囲い込むためのユーザーサポートの活用事例や、ゲームのプロモーションと連動した掲示板やコミュニティの運営や書き込みの監視(看視)などの事例やノウハウなどをご紹介したいと思います。