【講演】ぞわぞわを作るための人工生態系序論

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日時:
2025年07月23日(水)16時50分〜17時15分
形式: ショートセッション(25分)
受講スキル:
特になし
受講者が得られるであろう知見:
仮想生態系シミュレータの作り方、群れの創発現象についての基本的な知識
セッションの内容

子供のころ、水族館の魚の群れやアリの行列をずっと眺めていた経験はないでしょうか。

生物の群れが持つ創発性を手本にすることで、作者ですらも予想できないような複雑で多様なふるまいを計算機上で表現することができます。本セッションでは先行研究などをもとに生き物の群れをリアルタイムにシミュレートし、それがどのような影響を与えるのかについて考えていきます。

LLMの発展によって人間の環世界に基づいた知性のエンタメへの普及が進んでいる現代において、人間以外の知性について目を向けてみるのはいかがでしょうか?


講演資料

  • CEDEC2025_提出用.pdf

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講演者プロフィール

平井 龍之介

平井 龍之介
所属 : 株式会社電通
部署 : zero

1999年生まれ,東京大学大学院情報理工学系研究科卒業(2025年現在),エンジニア/テクニカルアーティスト.
自然の持つ様々な創発性を活かしたテクニカル・クリエイティブを行う.
特に人工生命研究を方法論とした「人工生態系」作品群の制作を行っている。

活動の目標として、人々の生活圏に多種の知性が共存可能な基盤をインストールし、異なる背景を持つ人々、動植物、AI、人工生命など異なる知性が同一のプラットフォーム上で緩やかな関係性を持ちつつ活動することで、異なる知性の間の創発を促す空間をあらしめることを掲げている。

《講演者からのメッセージ》
人工生態系を用いて人間や動植物、AIなど多様な知性が共存できるような空間を作ることを目論んでいます。
会場で様々な専門家の方とお話出来るのを楽しみにしています。