『フェスバ+』は、最大12人でプレイできる対戦型マルチプレイアクションゲームです。
対戦型マルチプレイアクションゲームとしてプレイヤーが納得できるゲーム体験を実現するため、予測によるレスポンス向上、公正なプレイを支える正確な排他制御、そして強固なチート対策を目的に、DGS(Dedicated Game Server)を活用するUnityのNetcode for Entitiesを採用しました。
しかし、Netcode for EntitiesはECS(Entity Component System)を基盤としたアーキテクチャを採用しており、ECSを活用した開発事例は少なく、試行錯誤を重ねる必要がありました。
開発を進める中で直面したさまざまな問題に取り組み、無事に本作をリリースし、運用を開始することができました。
本セッションでは、開発中に得られた知見や解決策について、実際の事例を交えながらご紹介します。
講演者プロフィール
阿部 大祐

2013年、クライアントエンジニアとしてコロプラに入社。
入社後は、新規タイトル『白猫テニス』『プロ野球バーサス』の開発に携わるほか、メンバーの育成や新規プロジェクトを中心とした横断業務を担当。
現在は『フェスバ+』の立ち上げから継続して、クライアントエンジニアとして従事している。
《講演者からのメッセージ》
『フェスバ+』では、ネットワークライブラリとしてNetcode for Entitiesを採用しました。
しかし、運用可能なゲームとして完成させるまでの道のりは、試行錯誤の連続でした。
本講演を通じて、Netcode for Entitiesに興味のある方や、ECSを活用したネットワークゲーム開発に挑戦しようとしている方々に、少しでも有益な情報を提供できればと思います。