『フェスバ+』におけるECS × Netcode for Entitiesを活用した対戦型マルチプレイゲーム開発事例

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日時:
2025年07月24日(木)11時10分〜12時10分
形式: レギュラーセッション(60分)
プラットフォーム: モバイル PC
受講スキル:
・UnityのECSに興味のある方 ・対戦型マルチプレイゲームの開発に興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
・UnityのECS、Netcode For Entitiesを使用した運用可能な対戦型マルチプレイゲーム開発の手法
セッションの内容

『フェスバ+』は、最大12人でプレイできる対戦型マルチプレイアクションゲームです。

対戦型マルチプレイアクションゲームとしてプレイヤーが納得できるゲーム体験を実現するため、予測によるレスポンス向上、公正なプレイを支える正確な排他制御、そして強固なチート対策を目的に、DGS(Dedicated Game Server)を活用するUnityのNetcode for Entitiesを採用しました。

しかし、Netcode for EntitiesはECS(Entity Component System)を基盤としたアーキテクチャを採用しており、ECSを活用した開発事例は少なく、試行錯誤を重ねる必要がありました。

開発を進める中で直面したさまざまな問題に取り組み、無事に本作をリリースし、運用を開始することができました。

本セッションでは、開発中に得られた知見や解決策について、実際の事例を交えながらご紹介します。


講演資料

  • CEDEC_FESBA_187.pdf

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講演者プロフィール

阿部 大祐

阿部 大祐
所属 : 株式会社コロプラ
部署 : テクノロジー推進本部

2013年、クライアントエンジニアとしてコロプラに入社。
入社後は、新規タイトル『白猫テニス』『プロ野球バーサス』の開発に携わるほか、メンバーの育成や新規プロジェクトを中心とした横断業務を担当。
現在は『フェスバ+』の立ち上げから継続して、クライアントエンジニアとして従事している。

《講演者からのメッセージ》
『フェスバ+』では、ネットワークライブラリとしてNetcode for Entitiesを採用しました。
しかし、運用可能なゲームとして完成させるまでの道のりは、試行錯誤の連続でした。
本講演を通じて、Netcode for Entitiesに興味のある方や、ECSを活用したネットワークゲーム開発に挑戦しようとしている方々に、少しでも有益な情報を提供できればと思います。