次世代を担うテクニカルアーティストに聞く 〜パイプラインにおけるMaya活用術〜

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日時:
2025年07月23日(水)16時20分〜17時20分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
このセッションは、Mayaの基本的な操作経験があり、ゲーム開発パイプラインの基礎知識を持つ方、またはそれらを学んでいる方を対象としています。テクニカルアーティストとしてのキャリアに関心がある方や、自身の開発ワークフローを効率化したいと考えているアーティスト、プログラマーの方々に特におすすめです。AI技術のゲーム開発への応用や、カスタムツールの開発、パイプラインの最適化に興味がある方も、より深くセッション内容を理解できるでしょう。
受講者が得られるであろう知見:
本セッションに参加することで、受講者はゲーム開発におけるMayaの実践的な活用事例を深く理解できます。効率的なパイプライン構築におけるMayaの重要性、各社の自慢のカスタムツールがどのように開発され、運用されているかを学ぶことで、自身の開発現場に応用できる具体的なヒントを得られるでしょう。さらに、第一線で活躍するTAが考える「TAに必要なスキルセット」を把握することで、自身のキャリアパスを明確にする一助となるはずです。
セッションの内容

本セッションでは、ゲーム開発の最前線で活躍する次世代テクニカルアーティスト(TA)たちが、パイプラインの中核をなすMayaの活用術を深掘りします。AIの運用から各社が直面した課題への対応、Mayaがパイプラインで果たす重要性、そして自慢のオリジナルツールまで、具体的な事例を交えて紹介。さらに、これからのTAに求められるスキルについても議論します。未来のゲーム開発を担う皆様にとって必見のセッションです。


講演資料

  • 次世代を担う テクニカルアーティストに聞く.pptx

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講演者プロフィール

渡辺 揮之

渡辺 揮之
所属 : オートデスク株式会社
部署 : M&Eテクニカルセールス
役職 : マネージャ

プリセールスエンジニアとして2008年末からオートデスクで勤務を開始。DCCツールの技術デモを担当しながら日本のユーザー様のフィードバックを開発チームへと伝えてきました。2015年初頭からは、プロジェクト管理ツールFlow Production Trackingを国内に普及すべく活動を行っています。2025年からはFlow Captureも国内展開中です。

《講演者からのメッセージ》
これからを担うテクニカルアーティストとしてご活躍のお二人にAIやMayaについて語っていただきます。ベテランの皆様も業界を目指す学生の方もぜひご覧ください。

下島 優将

下島 優将
所属 : プラチナゲームズ株式会社
部署 : 開発本部
役職 : テクニカルアーティスト

2018年にモバイルゲームの開発スタジオに入社。
入社時からテクニカルアーティストとして、アーティスト向けのツール開発やパイプライン整備に携わる。
いくつかの開発経験を経て2022年にプラチナゲームズへ入社し、次世代タイトルに向けたキャラクター表現の検証やパイプライン整備に携わっている。
SIGGRAPH Asia 2024ではMayaで動作する音声リップシンク生成ツールを紹介、近年の生成AIの動向にも興味を持っている。

《講演者からのメッセージ》
皆様と一緒に、Mayaについての新しい発見ができることを楽しみにしております!若輩者で恐縮ですが、よろしくお願いいたします!

田口 智明

田口 智明
所属 : 株式会社クリーク·アンド·リバー社
部署 : C&R Creative Studios / COYOTE TECHNICAL ART TEAM
役職 : テクニカルアーティスト

2023年に株式会社クリーク·アンド·リバー社にテクニカルアーティストとして入社。
COYOTE TECHNICAL ART TEAMにおいて、Mayaとバージョン管理ソフトとの連携などの業務効率化を中心に、各種テクニカルサポートに従事。
ツール開発のほか、Mayaでのアニメーション制作の効率化や既存シーンの復旧・解析なども得意としている。

《講演者からのメッセージ》
パイプラインや実際のトラブルシューティングの経験から本講演を通してTAセクションの今を伝えられればと思います。よろしくお願いいたします!