「ソニック×シャドウ TOKYO MISSION」や「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」をはじめとする映画作品だけでなく、Live映像作品やゲームシネマティックムービー制作において、レンダーファーム・Asset管理・Job管理を担うDispatcherの運用についてご紹介します。
これらのノウハウを通じて、各DCC(デジタルコンテンツ作成ツール)への展開方法や、作品制作における調整法、運用法などについても詳しく解説します。
講演者プロフィール
松成 隆正

株式会社セガでゲームプログラマとして経歴をスタートするがアニメーション業界に転身後テクニカルディレクタ業へ
Marza前身であるVE研に合流し、Maya,Softimage,Houdiniなど幅広くパイプライン構築やDCCプラグイン制作に従事。
Marzaの技術部隊として、映像事業、映画、リアルタイム事業、ライブ事業、各方面でで技術的サポートを担当
現在はTechnologyチームを率いるマネージャーとして、社内全体に関わる制作環境・パイプライン構築・TDサポート・各種シューティング業の指揮をとる。
《講演者からのメッセージ》
Marzaにおける我々のチームは、社内のあらゆる部隊の技術的なサポートを担う事から、大変守備範囲も広く、いろいろな業態のプロジェクトに向けサポートを行っていかなくてはならない
今年、久しぶりに映画、”ソニック × シャドウ TOKYO MISSION”と”たべっ子どうぶつ”を世に送り出す事もできたので、
それら映画事業やレンダリングを行う映像事業だけではなく、ゲームエンジンを使ってリアルタイム事業・バーチャルライブ事業にも活用されている
弊社のレンダーファームを代表するファーム構成のDispacher達をご紹介して、ゲーム業界等への関わりの垣根も繋げていきたい。
ハン ソヨン

2023年マーザ・アニメーションプラネット株式会社に入社。
『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』でパイプラインエンジニアとして活動
harvesterやjobCenterなどのDispatcherシステムの他、社内ツールの開発、保守などを行っている
《講演者からのメッセージ》
harvesterやjobCenterのメインテナーとして機能や違いなどを紹介できればと考えています。
その他Dispatcherシステムを運用するパイプラインや事例などを共有できる場を作りたいと思います。
傘木 奈都美

2023年にマーザ・アニメーションプラネット株式会社に入社。
『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』ではイメージパイプラインを中心にパイプラインエンジニアとして従事。
《講演者からのメッセージ》
レンダーファームと聞くとレンダリング用やキャッシュ作成用とイメージされがちですが、社内チェック用、FlowPT(旧ShotGrid)用、最終納品用と様々な動画書き出しが求められるイメージパイプラインでもレンダーファームは必要とされます。
本セッションを通してレンダーファームとそのレンダーファーム運用を管理するディスパッチャーというシステムを紹介し、レンダーファームという言葉に縛られない幅広い活用方法を皆さんに知ってもらえたら嬉しいです。