アニメ作品におけるフォーリー制作を中心にお話ししますが、ゲームサウンド制作にも応用できる内容が多く含まれています。
本セッションでは、主に以下のトピックを取り上げます:
・そもそもフォーリーとは何か
・生音を素材にした、迫力あるサウンドへの加工方法
・ポータブルレコーダーを使って、自宅や屋外で収録する方法
・小規模な防音室での収録方法
・ノイズリダクションの基本的なアプローチ
また、セッションの最後には質疑応答の時間を設けています。
技術的なご質問はもちろん、「この仕事に就くにはどうしたらいいか」といったキャリアに関するご相談も、どうぞお気軽にお寄せください。
講演者プロフィール
渡邊 雅文

アニメやゲームのフォーリーアーティスト。
四国の香川県にフォーリースタジオを構え6名のスタッフと共に業務を行っている。
大阪芸術大学 音楽学科 客員教授として主に効果音の授業を担当。
代表作「SAKAMOTO DAYS」「ブルーロック」「アリスとテレスのまぼろし工場」「ドラゴンズドグマ2」など
《講演者からのメッセージ》
フォーリーは100年ほど前からある技術ですが、いまだに広く知られていないことも多く、人によって手法が異なるうえ、現代の技術によってさらに多様で高度な表現が可能になっています。
今回の講座では、実際の制作現場でも役立つ実践的な知識や考え方を中心に、プロの方々にも新たな視点や発見を得ていただける内容をお届けします。
とはいえ、フォーリーの知識がまったくない方でも理解しやすいよう、基礎的な考え方や事例も交えながら進行しますので、初めての方もどうぞ安心してご参加ください。
フォーリーの奥深さや表現の自由さ、そして可能性を一緒に探っていけたら嬉しく思います。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお越しください。どうぞよろしくお願いいたします。