大規模なソーシャルゲームをリリースする前には、安定したゲームプレイを提供するために負荷試験が必要不可欠となります。
このセッションでは、GKE、Spanner、Memorystore for Memcached、PHP というサーバー構成で、jmeterを用いて40,000 RPS の負荷試験を達成した実例を紹介します。
負荷試験の目的や設定した目標値、技術的な工夫や直面した課題とその解決策、更にjmeterを使った負荷の生成方法と特有の課題についてもお話し致します。
また、本作は 国内・海外同時リリースをしており、海外からのアクセスを考慮したサーバー構成の紹介と負荷試験においてどのように海外からのアクセスを再現したかについても触れます。
これから負荷試験を考えているプロジェクトおよびエンジニアの皆さんにとって有益な情報となれば幸いです。
講演者プロフィール
悦田 潤哉

2019年にサーバーサイドエンジニアとして入社し、シノアリスの開発および運用に従事する。
2024年半ばから「魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra」に参画し、負荷試験の主幹を担当する。
《講演者からのメッセージ》
大規模ソーシャルゲームのリリースには、安定したパフォーマンスを確保するための負荷試験が不可欠です。
本セッションでは「魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra」で行った負荷試験を基に
GKEやSpannerを活用したスケーラブルなインフラ構築法や、負荷試験で発生した課題、
国内・海外同時リリースをどのような構成で実現したかについて具体的に解説します。
これからサービスリリースを控えている方々にとって有益な情報をお届けできれば幸いです。