Flow PTで支える「NINJA GAIDEN 4」のプロジェクト運営術

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日時:
2025年07月23日(水)14時40分〜15時40分
形式: レギュラーセッション(60分)
プラットフォーム: コンシューマ
受講スキル:
・プロジェクト管理ツールの利用経験(Flow PT、JIRAなど)がある方 ・プロジェクト進行管理に携わるプロデューサー、ディレクター、PM、セクションリーダーの方 ・Excel管理から脱却したい方
受講者が得られるであろう知見:
・ゲーム開発全体をFlow PTで管理する具体的なアプローチ ・ゲーム開発向けのFlow PTエンティティ設計方法 ・独自のクライアントレビューフローの実装方法
セッションの内容

「NINJA GAIDEN 4」の開発におけるプロジェクト管理ツール、Flow Production Tracking(以下Flow PT)の導入から活用までの事例紹介を行います。
プロジェクトにおけるセクションの進行管理方法はリーダー依存になりやすく、横断的な連携や全体把握が難しくなるという問題を抱えがちです。本プロジェクトではゲーム開発が抱えるプロジェクト管理の課題に対処すべく、Flow PTを途中導入してプロジェクトにフィットさせていきました。
ゲーム内容に合わせてエンティティ設計を行い、ゲームデザイン・プログラム・アート・サウンドなど全セクションのタスク管理ができるように構成。 他にもリーガルチェックを含むレビューフローを独自に設計するなど、権限設計も含めたFlow PT運用の裏側をご紹介します。
また運用上で見えてきた改善点についても共有させていただき、既に運用中の方だけでなくFlow PTをこれから導入検討される方にも参考になる実践例としてお話しします。


講演資料

  • Flow PTで支える「NINJA GAIDEN 4」のプロジェクト運営術.zip

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講演者プロフィール

村上 学

村上 学
所属 : プラチナゲームズ株式会社
部署 : 開発グループ
役職 : マネージャー

2009年にソフトウェア業界からゲーム業界へ転身。
株式会社サイバーコネクトツー、株式会社Tokyo RPG Factory、株式会社D・A・Gを経て、
2023年4月よりプラチナゲームズ株式会社に入社。
システムエンジニア、モーションアーティスト、
リードアーティスト、TAチームリーダーの経験を活かし、
現職ではPMリードと開発グループマネージャーを兼務中。
福岡拠点所属でリモートワーク主体の働き方をしています。

《講演者からのメッセージ》
「ちゃんとしたガントチャートなんてコスト過多で使い物になりません。」
幾度となくガントを「作っては捨て」を繰り返していた私はそう思っていました。
しかしながら、ここ数年でFlow PTをちゃんと使ってみて意識が変わりました。
PMを本気でやるならFlow PTが最も現実的なツールではないかと感じてきています。
ゲーム業界だけでなく様々な業界で利用者が増えている理由も頷けます。
私からはPRJ管理ツールに対する課題、Flow PTへの期待値、費用対効果を初め、
チケット管理システム単独では難しいFlow PTならではの管理思想をお伝えします。

東 誠也

東 誠也
所属 : プラチナゲームズ株式会社
部署 : 開発グループ
役職 : プロジェクトマネージャー

CG制作会社AnimationCafeの進行管理を経て、
2019年12月よりプラチナゲームズ株式会社に入社しPMセクションへ所属。
コンソール向けタイトルの開発に複数関わり、
現在は「NINJA GAIDEN 4」のPMを担当している。
これまでJIRA,Redmineなどを活用してきた経験を活かし、
FlowPTによるプロジェクト管理に取り組んでいる。

《講演者からのメッセージ》
Flow PTの活用は今も試行錯誤しながら取り組んでいる最中ですが、同じような課題に向き合っている方のヒントになれるようリアルな活用例をご紹介します。
特別な手法ばかりではありませんが、皆様が少しでも多く役立てられるように考え方や設計思想もご紹介させて頂きます。