本セッションでは「Monster Hunter Wilds」や「Street Fighter 6」といったカプコンのAAAタイトルを支える共通基盤サーバーの設計や運用についてご紹介します。クロスプラットフォームを実現するためにはユーザー認証などの機能をタイトル横断して共通化することが理想です。しかし、そのためには「止まらない」などの高可用性が求められると同時に、負荷性能やコスト最適化といった非機能要件もクリアしなければなりません。これらの要件を両立させるには、もはや「職人技」とも言える高度な技術と経験が必要で、多くのエンジニアが頭を悩ませているのではないでしょうか。本セッションではコンシューマータイトルでは珍しい共通基盤の構築事例と、運用しながらTiDBへ移行した経験をお届けします。サーバー運用に携わる皆さんの「眠れない夜」が少しでも減ることを願って・・・
講演者プロフィール
福井 勝貴

2023年にカプコンへ入社
共通基盤インフラの設計・構築・運用を担当
《講演者からのメッセージ》
共通基盤データベースにおける停止を伴うメンテナンスは複数タイトルに影響を及ぼすため調整が非常に難しいのが現実で、特にAAAタイトルではその難易度がさらに高まります。
本セッションでは私たちが直面したこうした課題に対し、TiDBを活用することでどのように解決・改善してきたのか、実際の運用事例を交えてご紹介します。
「止められない」共通基盤の運用に悩む皆さんにとって少しでもヒントや気づきとなる内容をお届けできれば幸いです。
林 正記

外資系メーカーにて、プロダクトマネージャ・プロダクトマーケティングとして市場開拓に従事。その後、同社にてプリセールスとして直販・間販を通じた提案活動を実施。 PingCAP入社後は、プリセールスとしての活動だけではなくJapan CTOとして国内ユーザーのニーズを海外R&Dチームにフィードバックし、製品の認知度を高める活動を積極的にしている。
《講演者からのメッセージ》
ゲームをキーワードにTiDBは様々な利用用途に広がっています。今回は共通基盤用のデータベースをTiDBに移行したというケースで、使えるエッセンスが詰まっていますので是非ご視聴ください。