『鉄拳8』の揺れ物表現を支えた内製クロスシミュレーション

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日時:
2024年08月21日(水)18時00分〜19時00分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
ゲームエンジンの物理機能を利用したり、物理挙動のプログラムを書いてみたことがある方
受講者が得られるであろう知見:
プロジェクト利用を想定した機能の開発事例 服以外へのクロスシミュレーションの活用例 GPUにおけるクロスシミュレーション実装の知見
セッションの内容

鉄拳8では衣服をはじめ、髪の毛やアクセサリー等、ありとあらゆる揺れ物表現に内製のクロスシミュレーションが利用されています。内製だからこそ小回りを効かせて実現できた機能や、衣服以外でクロスシミュレーションを利用するにあたって実施した、機能面での工夫をご紹介します。

一方で、クロスシミュレーションの対象物が増えるとクロスの枚数が増えて、負荷が心配です。そこで、鉄拳8ではGPUでクロスシミュレーションを実行することで、枚数が増えることによる負荷の上昇を抑えています。クロスシミュレーションをGPUで実装するにあたってのポイントについてもご説明します。


講演資料

  • 『鉄拳8』の揺れもの表現を支えた内製クロスシミュレーション-資料.pptx

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講演者プロフィール

新川 昌典

新川 昌典
所属 : 株式会社バンダイナムコスタジオ
部署 : Sスタジオ SOL-AVESグループ SOL-AVES開発室 エンジンユニット1 アニメーションセクション アニメーションパート2
役職 : リードエンジニア

2014年に株式会社バンダイナムコスタジオに入社。
クロスシミュレーションを中心として、社内でのキャラクターアニメーション技術の研究開発やプロジェクト業務、内製ゲームエンジン開発に従事。

《講演者からのメッセージ》
クロスシミュレーションの表現の可能性と、その実現を支えた基盤を紹介することが、皆様の着想とその実現に役立てることができれば幸いです。

共同研究・開発者

藤本 和章(株式会社バンダイナムコスタジオ アートスタジオ 第2グループ 制作3部 TA課 TAチーム1 アーティスト)