SQUARE ENIXのナレッジ・マネジメント ~動画配信システムを用いたナレッジの設計・構築と運営ノウハウ~

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日時:
2010年08月31日(火)
形式: ショートセッション(30分)
受講スキル:
開発の情報流通でお悩みの方の一助となれば幸いです
受講者が得られるであろう知見:
ナレッジ・マネジメントの基礎的な考え方 開発力向上に向けたナレッジの設計・構築と運営ノウハウ
セッションの内容

ナレッジの設計・構築と運営ノウハウについてのセッションです。私が、ゲーム、ビデオ・オン・デマンド、UGCの開発、運営に携わった経験を基に、設計・構築し、現在、スクウェア・エニックス社内で運営中の動画配信システム(名称:RD-TV)を題材にお話しします。
RD-TVでは、社長訓示から社内外でのイベント、セミナー、技術情報、開発ノウハウなどの動画を、いつでも誰でも閲覧できるよう配信しています。RD-TVは、動画配信を用いたナレッジシステムとして、多い日では500名以上の社員に利用されています。
しかし、現在では社内で広く利用されているRD-TVですが、運営開始当初の利用数は芳しくありませんでした。
そこで、本セッションでは、RD-TVというナレッジシステムにおいて、どのような考え方に基づき、どのような運営を行い、利用数を上げていったか、実際の運用データなどを交えながらお話しします。最終的には、聴講者の皆さんに、ナレッジ・マネジメントの基礎的な考えを持ち帰っていただきたいと考えております。

【はじめに】
◆モチベーションについて
【設計・構築】
◆"箱物"から"生き物"への転換
・インフラ整備=仕事終わり、ではない
・閲覧者のメリットを最大にする設計をする
【運営】
◆"生き物"の育て方
・広く認知されるよう策を講じる
・注目度の高い動画を集める
・動画提供者を募り、サポートを行う
・閲覧者の声を聴く
・迅速に反応する
・アクセスデータを解析する
・解ってきた閲覧傾向(運用データのご紹介)
・より多くの人に観てもらうために策を講じる
【最後に】
◆寿命なき”生き物”
・今後の構想
・ナレッジ・マネジメントに終わりはない、x=x+1、進化のループを作る


講演資料

  • C10_P0372.pdf

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講演者プロフィール

今井 仁

今井 仁
所属 : 株式会社スクウェア・エニックス
役職 : 技術開発部 開発ディレクター

1992年より建築、アーティストのPV、ゲームのCGムービー制作、ゲーム開発に携わり、1997年、スクウェア(現スクウェア・エニックス)入社。
デザイナーとしてパッケージ、オンラインタイトルの開発を担当した後、ディレクターとしてビデオ・オン・デマンド、ゲームUGCサービスを担当。
現在は技術開発部にて『開発の効率化と商品の品質向上』に向け、邁進中。

《講師からのメッセージ》

短い時間ではございますが、成功だけでなく、失敗したこともお話していきたいと考えております。
成功、失敗ともに共有し、皆さんのお仕事の一助となれば、これ以上の幸せはございません。
当日はぜひ足をお運びください。