『GRANBLUE FANTASY: Relink』クオリティと物量の両立に挑戦したフェイシャルアニメーション事例 ~カットシーンからランタイムまで~

タグ:
日時:
2024年08月23日(金)15時00分〜16時00分
形式: レギュラーセッション(60分)
プラットフォーム: コンシューマ
受講スキル:
・アニメーションの知識がある方・ランタイムのフェイシャル処理に関心がある方 ・ゲーム中のキャラクターに命を吹き込みたい方 ・リップシンク処理に興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
・アニメ調のキャラクターを魅力的に見せるためのフェイシャル技術の知見 ・物量とクオリティを両立させるフェイシャルアセット作成とランタイム処理の技術
セッションの内容

グラフィックス技術の向上や演出の高度化にともない、ゲームにおけるキャラクターのフェイシャル表現に求められるクオリティは年々高まっており、高いクオリティを維持したフェイシャルアニメーションの量産技術は重要性を増しています。
GRANBLUE FANTASY: Relinkは、ソーシャルゲームGRANBLUE FANTASYの人気キャラクターを取り扱うコンシューマーゲームであり、大勢のキャラクターを扱うと同時にリッチな表現が求められる、ファンからの期待も高いタイトルです。このため、クオリティの追求と大量のアセットの作成という、相反する関係にある課題を両立するための取り組みが必要となりました。
本講演では、ハイクオリティな演出を実現するためのフェイシャルリグやカットシーン制作におけるフェイシャルの仕組み、および、膨大なセリフパターンやユーザーの自由操作に対応するためのランタイムでの処理などについて、アーティスト、エンジニア、それぞれの視点でご紹介します。


講演資料

  • 『GRANBLUE FANTASY Relink』クオリティと物量の両立に挑戦したフェイシャルアニメーション事例.zip

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

芝 孝次

芝 孝次
所属 : 株式会社Cygames
部署 : コンシューマーデザイナーチーム

2018年にCygamesへ入社。
大阪Cygamesで開発が始まったGRANBLUE FANTASY: Relinkにおいてフェイシャルアニメーションを担当。

《講演者からのメッセージ》
GRANBLUE FANTASYの魅力あるキャラクターの顔を3Dで表現するために、カットシーンや奥義など全てのデータに関わり調整を行っていきました。
絵作りに関してのこだわりや手法の一端を密度濃くお届けしますので、是非ご視聴ください。

花田 萌美

花田 萌美
所属 : 株式会社Cygames
部署 : コンシューマー
役職 : ゲームエンジニア

2019年にCygamesへ入社。
シャドウバース チャンピオンズバトル、GRANBLUE FANTASY: Relinkなどの開発に参加。
GRANBLUE FANTASY: Relinkにおいてはフェイシャルシステムやキャラクターのアニメーションシステムなどを担当。

《講演者からのメッセージ》
膨大なセリフ量やユーザー操作による状況の変化に対応しつつ、いつどこから見ても魅力的なキャラクターが表現できるよう、GRANBLUE FANTASY: Relinkでは特にランタイム処理にこだわりを持ってフェイシャルシステムの開発を行いました。
特にイラスト調にデフォルメされたキャラクターを扱う際に役立つ内容となっておりますので、興味のある方はぜひご視聴ください。