本講演ではモバイルゲーム「学園アイドルマスター」における、キャラクター・背景の3D制作事例を紹介します。
「ソロライブ」での魅力的な画作りに重点を置いた本作における、
これまでのモバイル水準を超えるリッチなルック、
細部まで作りこまれ、生き生きとしたキャラクターモデルの表現、造形のこだわり、
リアルライブのような臨場感をもたらすライブステージ、これらを実現するための工夫や、
そこで使用される機能・シェーダー・ライティングなどの具体的な仕様について解説します。
講演者プロフィール
杉村 貴之
2006年より3Dデザイナーとしてゲーム制作に従事。
2018年より、株式会社QualiArtsにて、
「IDOLY PRIDE」にて3Dモデルディレクターを務める。
「学園アイドルマスター」では
キャラクターモデル・背景モデルの制作ディレクション、
および、ストーリーモード(初星コミュ)の映像演出ディレクションを担当しました。
3D表現・魅力の拡大とモデルのこだわりを追求し、
より感動的な3Dビジュアルづくりを目指しています。
過去CEDEC登壇
2018年:「「IDOLY PRIDE」の3D美少女キャラクターを魅力的かつ効率的に制作する手法」
《講演者からのメッセージ》
「学園アイドルマスター」は、これまでQualiArtsが独自に培ってきた
キャラクター表現、3Dモデル表現をさらに高めました。
感情移入できる可愛らしさはもとより、見回すだけでも楽しめるモデリングの細部、
そして、未熟だったアイドルがプロデュースを経て成長していき、
晴れ舞台に立つときに見せる「迫真さ・輝かしさ」、その成長実感を求め、
衣装造形やシェーディング、
髪表現・肉感・皮膚揺れ表現、といった面での手法や、
ライブステージモデルのリアリティを追求しています。
個人制作、プロダクションレベル問わず、3D開発・制作のヒントになれば幸いです。
見原 朋也
2009年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社。
サーバーサイドエンジニアを経験後、テクニカルアーティストに転向。
株式会社QualiArtsにて複数のモバイルゲーム開発に携わり、主にパイプライン周りのTAとして効率化や事故防止に従事。
《講演者からのメッセージ》
本講演でご紹介する内容が受講される皆様のお役に立てば幸いです。