日本には元気な実力派ゲーム開発社を擁する地方都市がいくつかあります。
当然ですが、地方都市に在するゲーム会社の果たしている役割は決して無視できません。
しかし、どうしても東京に集中しがちな日本の現状において、このような会社の方々はどのような戦略を持っているのか、どのようにして東京との差別化を図るのか、その利点と困難は何かなどをパネルディスカッション形式でお届けします。
また、同様に地方に在する有力大学、自治体、産業団体などとの協力関係などについてもお話頂く予定です。
皆さまのキャリアパスの可能性を拡げる意味でも、有意義なセッションになると考えています。
登壇は北から順に、北海道代表でスマイルブームの小林さん、大阪代表ヘキサドライブの松下さん、九州代表サイバーコネクトツーの渡辺さん。司会は、渋谷生まれのモバイル&ゲームスタジオ遠藤さんでお送りします。
ぜひ、ご参加ください。
講演者プロフィール
渡辺 雅央
1999年入社。
プログラマーとして、PS「サイレントボマー」、PS2「.hack//」シリーズ 全4巻、
PS2「.hack//G.U.」シリーズ 全3巻他、多数の開発に携わる。
現在はゼネラルマネージャーとして開発全体の統括及び人事部門の統括を担当。
《講師からのメッセージ》
他地域の会社様からも盛り上がっていると言われる事の多い九州・福岡。
その盛り上がりを支えているものは何なのか?
これから私たちはどこに向かおうとしているのか?
東京を初め、他地域の皆様のヒントとなる事をたくさんお伝えしたいと思います。
松下 正和
1994年、大手ゲーム開発会社にプログラマーとして入社。
アーケードからコンシューマまで、複数のタイトルを作成。
最終的には、プロジェクトのマネージメントなども行う。
2007年、ヘキサドライブを立ち上げ。
2010年、関西を活性化させる為、「GIP WEST」を立ち上げ。
《講師からのメッセージ》
現在の会社は、設立からまだ4年目となります。
多くを語るには、まだ経験不足な感は否めませんが、
少しでも、日本のゲーム業界発展の為になればと思っております。
小林 貴樹
北海道で20年以上前から愉快なゲームを作り続けている面白開発者。dB-SOFT、アジェンダを経て、愉快な仲間達とスマイルブームを設立。現在じわじわ増殖中。他には無いユーモラスなルールと迷わせないインターフェース作りが無限のテーマです。
《講師からのメッセージ》
ネット環境さえあれば、どこでもゲームを作り続けられるのがソフトウェア産業の良いところですが、小さな地方の開発会社が小規模ながら独自商品を開発したり、大手との直接取引を行うためのノウハウ?をお伝えし、全国の中小開発会社が元気になって欲しいと考えています。
遠藤 雅伸
1959年生まれ、ゲーム作家。81年よりアーケード用ビデオゲームの開発に関わり「ゼビウス」「ドルアーガの塔」の制作に参加。85年に(株)ゲームスタジオを設立し、FC「機動戦士Ζガンダム/ホットスクランブル」「ファミリーサーキット」「ケルナグール」など家庭用ゲーム、PC「ポコパルコ」などWebゲーム、「巫法札合戦・犬夜叉」などカードゲーム、「右脳パラダイス」「暁・新撰組」などモバイルゲームと、多岐な分野に渡って系統の違う作品を作り続けている。