フォトグラメトリとは写真から3Dモデルを生成する技術で、ゲーム制作において写実的な3Dデータを生成するのに非常に有用です。
しかし、特に手持ち撮影では撮影者の技術や経験、被写体の特性により、作成される3Dモデルのクオリティにばらつきが生じることが課題となっていました。
本セッションでは,その課題をどのように解決したのかをテーマに、適切な撮影手法、機材と被写体の選び方といった基本から、
さらに高品質な結果を得るために弊社で独自開発したハードウェアを使ったデータ取得手法と、ジオメトリとテクスチャを分けたデータ処理パイプラインを紹介します。
また、フォトグラメトリデータの品質向上のために開発した内製ツールと開発に至った経緯も説明します。
講演者プロフィール
湯 宇
CGプロダクションでスキャンエンジニアとして勤務しながら、文化財のデジタルアーカイブやフォトグラメトリのソフトウェアの翻訳に携わる。
2021年に株式会社Cygamesに合流。スキャンスタジオでフェイススキャナーの画像処理ツール開発やスキャン撮影などの業務に従事している。
《講演者からのメッセージ》
フォトグラメトリの基礎からCygames独自開発のハードウェアとソフトウェアに至るまで、できるだけわかりやすく解説いたします。
遠藤 嘉和
CGアーティストとして、キャラクターアート、背景アート、テクニカルサポート、スキャンスタジオの運営など様々な分野での活動を行いながら映像制作やゲーム開発に携わる。
2018年に株式会社Cygamesに合流。スキャンスタジオ責任者兼エンジニアとして、社内プロジェクト向けにスキャンデータの提供を行っている。
《講演者からのメッセージ》
スキャンデータのクオリティアップに関する取り組みについて解説します。スキャンに興味がある方やフォトグラメトリを自社コンテンツ開発に活かしたい方はぜひご参加ください。