プロジェクトをゲームのように楽しむ - エフェクチュエーション理論によるプロジェクトマネジメントのアップデート

タグ:
日時:
2024年08月23日(金)15時00分〜16時00分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
プロジェクトをゲームのように楽しめたらいいのにと思っている方 不確実性を恐れずにチャレンジを楽しみたい方 チームと共に成長し続ける方法を探している方
受講者が得られるであろう知見:
・優れた起業家が実践する、エフェクチュエーション理論の基礎 ・エフェクチュエーションの理論をプロジェクトや組織運営に活かせるようになる ・エフェクチュエーション活用事例
セッションの内容

プロジェクトにおける予測不可能で不確実な課題の発生は、大きなプレッシャーとなります。なるべく避けて通りたい。しかしプロジェクトには予測不可能な課題はつきものです。

もしプロジェクトに対するアプローチを変えることができればどうでしょう?
その基礎となる考え方はエフェクチュエーション理論をつかうこと。

この理論を取り入れる事でプロジェクトにおける予測不可能で不確実な課題を恐れるものではなく、むしろ遊び心を持って楽しめるイベントとして捉えることが可能になるかもしれません。

エフェクチュエーション理論を取り入れる事でプロジェクトを遊ぶように楽しむ。
それはモチベーションの向上だけでなく、生産性の向上やプロジェクトの成功確率を高めることにもつながります。

本セッションでは、エフェクチュエーション理論をプロジェクトマネジメントに取り入れることについて、幾つかの事例を交えてお伝えしていきます。


講演資料

  • プロジェクトをゲームのように楽しむエフェクチュエーション理論によるプロジェクトマネジメントのアップデート+質疑応答.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

柏木 誠

柏木 誠
所属 : 個人参加

プロジェクトデザイナー
職種はプランナーやプロジェクトマネジメント系

プロジェクトをデザインの力で”楽しくて面白くて”、”推進力が上がって”、”成功確率も上がる”。この方法論の体系化を進めています。面白そうなコトの最初の旗を立てて、半径5メートルをその気にさせて巻き込んで、たくさんの化学反応を起こすのが好きです。

登場している書籍「リーダーが育つ変革プロジェクトの教科書」14章は私の章
https://amzn.to/3WBvU9X

思考を整理する、議論のきっかけを創るプロジェクトデザイナーのnote。プロジェクトマネジメント、プロダクトマネジメント、企画者の思考法、リーダー育成などをテーマにnoteを書いています。
https://note.com/memo_notes

《講演者からのメッセージ》
受講者の皆様へ

プロジェクトは、基本的に予測不可能な課題に直面する可能性が極めて高い性質をもっています。この不確実性にどう対応するかがプロジェクトの成功の鍵となります。

本セッションでは、エフェクチュエーション理論を用いて、プロジェクトをゲームのように楽しみながら(不確実性を楽しみながら)、より高い成果を目指すための新たなアプローチについてお話しします。

エフェクチュエーション理論に興味を持ってくれた方、是非聞いてください。

よろしくお願いします。

谷口 千鶴

谷口 千鶴
所属 : 株式会社スナックレモネード
役職 : 代表取締役

医業経営コンサルタント会社で研究員として20年にわたり、医療機関・介護施設のケース分析を担当。取材実績300件。

関西学院大学大学院修了(マーケティング:経営学修士)。
MBAホルダーを中心としたエフェクチュエ―ション実践サロン「スナックレモネード」お手紙係り。

2023年、株式会社スナックレモネードを起業し、代表取締役社長に就任。
2024年、岡山理科大学 非常勤講師着任エフェクチュエーションを本格的に学ぶことができる講義「ベンチャービジネス論」を担当。

「ここからスタート アドバンス・ケア・プランニング 」(へるす出版/共著)「スナックレモネード入門」(Kindle出版)。

《講演者からのメッセージ》
予測不可能な未来に対して、エフェクチュエーションは強力なツールとなります。エフェクチュエーションを体感できるゲームを通じて、今は望ましくない状況にいる人であっても、未知の領域に挑戦し、新しいアイデアを試みる勇気を持ち、動き出す力が湧いてきます。この概念を学び、実践し、未来の可能性を切り開いていきましょう。

吉田 満梨

吉田 満梨
所属 : 神戸大学
部署 : 経営学研究科
役職 : 准教授

神戸大学大学院 経営学研究科・准教授。神戸大学大学院経営学研究科 博士後期課程修了(商学博士)。
首都大学東京(現・東京都立大学)都市教養学部助教、立命館大学経営学部准教授を経て、2021年より現職。

専門はマーケティング論で、特に新しい製品市場の形成プロセスに関心を持つ。

著書に『エフェクチュエーション:優れた起業家が実践する「5つの原則」』(共著・ダイヤモンド社)、訳書に『エフェクチュエーション:市場創造の実効理論』(共訳・碩学舎)など。

《講演者からのメッセージ》
エフェクチュエーションの考え方が役立つのは、マーケティングだけではありません。例えば「手中の鳥の原則」は、自分がすでに手にしている手段を活用して、すぐに具体的な行動を生み出すことを指します。

プロジェクトマネジメントにおいても、エフェクチュエーションの考え方を身につけていれば、目の前の物事の見え方や対処の仕方が変わるはずです。21世紀に発表された理論であるエフェクチュエーションが、プロジェクトマネジメントにおける新しい考え方の土台のひとつになれば幸いです。