ゲーム業界ではコンテンツ数の増加により慢性的な過当競争が発生しており、プロモーションの難度は上がり続けています。良いコンテンツを作っても、知られることなく埋もれてしまう状況が多発しており、プロモーション活動の重要性はますます高まっています。
そんな中、テレビ局や出版社などのメディア企業が相次いでゲーム事業に本格参入しています。メディア力やコンテンツ力を活かしたプロモーション展開例や、メディア企業とゲーム会社とのwin-winとなる座組例とその相乗効果を解説し、コンテンツ価値の最大化を図る手段を例示します。
講演者プロフィール
蛭田 健司
サクラ大戦シリーズ、無双シリーズ等の開発に携わり、「真・三國無双Online」の技術責任者を経てカナダスタジオに出向。現地責任者として経営を担った。その後、ヤフーにてゲーム部門長、事業戦略室エグゼクティブプロデューサー、グループ会社の執行役員CTOや人材開発室長などを経験。上場企業顧問、トヨタグループ企業アドバイザー、富山県新分野産業育成事業の総合戦略アドバイザー等を歴任。著書「ゲームクリエイターの仕事」はゲーム開発者推薦図書第一位を獲得。世界最大級のITカンファレンス「世界情報社会サミットフォーラム2020」開会式典セッション、大使館招待講演他、登壇多数。現在はTBSテレビのゲーム事業責任者として幅広い新規事業に取り組んでいる。
《講演者からのメッセージ》
CEDECには5度目の登壇になりますが、今年のテーマはメディア活用。ゲーム開発者の皆さまが作り上げた力作が、知られることなく埋もれてしまう……そんな悲しい事態を避けるために、ゲーム開発者もお客様に知っていただくための工夫が、これまで以上に必要になっています。メディアを活用して認知を広め、購買に導くためのノウハウを幅広くご共有できればと思います。