2011年に初代プチコンが誕生して以来、スマイルブームはコンシューマー機用BASIC言語という、まともな会社ならば絶対に作らないであろう極北のタイトルを自社資金だけで作り、販売し続けてきました。
本セッションでは、スマイルブームがプチコンを出し続ける理由、プチコンを作った事による会社を取り巻く環境の変化、作り続けるための社内体制をを御説明します。
また関連して、スマイルブームが都度開催しているプチコンを使った児童・学生向けプログラミングワークショップについても、内容や開催により得られた気付きを御説明します。
講演者プロフィール
細田 祥一
2009年より(株)スマイルブーム所属。
受託業務のかたわら、SmileBASICの開発を担当。
過去作:
DSiウェア「プチコンmkII」/ 3DS「プチコン3号」/ WiiU「プチコンBIG」/ Switch「プチコン4」
受託案件多数
《講演者からのメッセージ》
社長の趣味全開なオリジナルタイトルを出しまくる事で有名?な弊社ですが、我々は労働面でも経営面でも決して無茶しているつもりはないのです。そんな弊社の内情については今までも何度かお話してきましたが、今回はより突っ込んだ内情をお話できればと思います。このセッションを聴講して、意外と何とかなるんだ!と思っていただければうれしいですが、突っ走った結果に関しては保証できませんのであらかじめ御了承ください。
小林 貴樹
1985年dB-SOFTからゲーム開発開始、2008年スマイルブームを創立。北海道科学大学(2023年まで)と北海道情報大学で客員教授として大学生にゲーム開発の講義を行いつつ、札幌市や長野県上田市等の子供向けワークショップでゲーム開発者を育成中。殺伐としない愉快なゲームとツールを作るのが生きがい。
《講演者からのメッセージ》
当社にもSmileBASICがきっかけでプログラムに興味を持って情報系の学校へ進み実際に入社してくる若者が現れ始めました。他の会社さんにもプチコンがきっかけプログラムに目覚めてゲーム業界に入ってきた人がいる話も聞かれるようになっています。地方で少人数で受託開発をしつつ自社製品を出すことの楽しさと苦しさについてお伝えし将来は自社製品を出してみたい会社さんに刺激とノウハウをお伝えできれば良いなと考えております。