二階層ラディアンスキャッシングを用いたゲーム向けリアルタイム大域照明

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日時:
2023年08月24日(木)11時20分〜12時20分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
ゲームでのレイトレーシングの活用や、高品質な大域照明の計算に興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
ゲーム向けのレイトレーシングを用いた大域照明の計算方法
セッションの内容

本セッションではハードウェアレイトレーシングを用いた、ゲームにおける大域照明の計算手法について講演を行います。近年のGPUの進化により、ゲームにおいてレイトレーシングの活用が進みつつあります。しかし、レイトレーシングは計算負荷が高いため、現在のGPUの能力ではレイトレーシングによる大域照明アルゴリズムを単純に計算するのは依然として難しく、リアルタイムという時間的制約の中では計算方法に工夫が求められる状況となっています。本講演ではスクリーンスペースとワールドスペースの二階層のラディアンスキャッシングという仕組みを用いることで、事前計算を必要とせず、リアルタイムかつ動的なシーンにも対応できる大域照明の計算手法について解説します。


講演資料

  • CEDEC2023 - GI1.5-3.pdf

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講演者プロフィール

江藤 健汰

江藤 健汰
所属 : 日本AMD株式会社
部署 : Advanced Rendering Research Group
役職 : Software Development Engineer

令和4年3月東京工業大学大学院情報理工学院数理計算科学系数理計算科学コース修士課程修了。令和4年4月より現職。オフラインレンダラーRadeon ProRender, リアルタイムレンダリングフレームワークCapsaicinの開発やレイトレーシングを用いたレンダリング技術の研究開発に従事。レンダリング技術全般に興味を持つ。

《講演者からのメッセージ》
出来るだけ分かりやすい説明になるように心がけたいと思います。本講演によって受講者が何らかの知見を得られたら嬉しく思います。

共同研究・開発者

Guillaume Boissé(Advanced Micro Devices, Inc. France)
Sylvain Meunier(Advanced Micro Devices, Inc. France)
Heloise de Dinechin(Advanced Micro Devices, Inc. France)
Matthew Oliver(Advanced Micro Devices, Inc. Australia)
Takahiro Harada(Advanced Micro Devices, Inc. USA)