IGDA日本 SIG for NextGenerationは2016年度から2022年度まで全国12ヶ所で小中学生を主な対象とした「デジタルからくり装置作りワークショップ」を開催してきました。
このワークショップの特色の1つに、Unityとバージョン管理ツールを組み合わせ、参加者みんなで1つの作品を作るという「コンピュータネットワークを活用した共同制作体験」の提供があります。デジタルな作品作りやプログラミングを扱ったワークショップの多くは参加者が個々に取り組む方式ですが、年少の参加者が成長してネットがあたりまえの社会に生きていくことを考えると、このワークショップの「コンピュータネットワークを活用した共同制作体験」という特色の持つ意味は大きいと感じています。
本セッションでは、「デジタルからくり装置作りワークショップ」の経緯や特徴を、文部科学省などの取り組みとの関連も踏まえて整理し、講演者らの経験から得られた知見を共有します。
また、こうした取り組みを行っている方、やってみたいと考えている方と、議論や情報交換するキッカケにできればと考えています。
講演者プロフィール
長久 勝
ゲームや映像配信などコンテンツ業界を経て、国立情報学研究所にて教育や研究に従事した後、現職ではライフサイエンス分野の情報システム関連業務に従事。国立情報学研究所にて特任研究員を兼務。
NPO法人IGDA日本では、前身となるIGDA東京の頃から、勉強会の企画・運営などに従事。CEDECスカラーシップやデジタルからくり装置作りワークショップを行うSIG4NGでは2016年から正世話人。
CEDEC初登壇は2006年。以降、登壇多数。 https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/search?query=長久勝
業績一覧: https://researchmap.jp/mnagaku
《講演者からのメッセージ》
次は君だ