本セッションでは、弊社開発のスマートフォンゲーム「IDOLY PRIDE」で利用しているシナリオチーム向け補助ツールとその開発手法についてご紹介します。
シナリオチームでは 「膨大なシナリオの中から特定のシーンやセリフを探す為に多くの時間を要する」「過去のセリフから口調やイントネーションを学習しづらい」等の課題がありました。
これらの課題に対し、Google Sheets API、Drive APIを利用してシナリオやセリフ音声をデータベース化し、検索ツールとしてチームへ導入することで解決しました。その手法を具体的に解説します。
講演者プロフィール
簗瀬 拓弥
2013年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社し、株式会社QualiArtsでスマートフォン向けゲームの開発に従事。
「IDOLY PRIDE」ではインフラ構築から通信基盤やマスタデータ基盤などの基盤開発、またゲーム機能開発やチーム内向けツールの開発など多岐に渡る開発に携わる。
《講演者からのメッセージ》
サービス開発においてユーザーへ提供するプロダクトの他、チーム内の業務効率を向上させる仕組みやツールの導入は重要です。
今回のセッションでは「シナリオ」という分野において、既存のワークフローにクリティカルな影響を与えずに効率化を図る事例とヒントを紹介します。
本セッションが「シナリオ」に関わる皆様のご参考になれば幸いです。
田中 一馬
株式会社サイバーエージェントに2011年新卒入社。
入社当初から一貫してゲーム開発に携わり、現在は株式会社QualiArtsでシナリオ制作に従事。
複数タイトルの立ち上げ、運用を経て『IDOLY PRIDE』ではシナリオディレクターをつとめる。
シナリオ職新卒採用の立ち上げなど、ゲーム事業部のシナリオ組織づくりも行う。
《講演者からのメッセージ》
大規模ゲーム開発では膨大なシナリオが生まれ、その管理が個人に依存することが多くなります。
そのためには、シナリオライター・ディレクターが初期から管理する仕組みをエンジニアと協力しながらつくることで、効率化や個人に依存しない管理体制を構築することができます。
今回はその一端となりますが、シナリオ制作・管理のヒントとなれば幸いです。