「面白い」や「気持ち良い」からゲームを創るのではなく、「カッコイイ街のヴィジュアル」や「ミステリアスな世界観」を先に作って、そこにゲームを組み込むという、Tango Gameworksのいつものゲーム制作とは逆の作り方をした『Ghostwire: Tokyo』の開発。そこでの僕らの成功と失敗、どんな苦労をしたのかを、もう、ぶっちゃけで赤裸々にお話しします。この作り方は決してお勧めできないのですが、ご参加いただいた皆さんのゲーム作りに少しでも役立てていただけたらと思います。また、一方的な講義という感じでは無く、質疑応答形式も行いつつ、座談会の様にできたら面白いのではと思っております。
講演者プロフィール
木村 憲司
2007年、KONAMIにプランナーとして入社。2017年、Tango Gameworksにゲームデザイナーとして入社。「Ghostwire: Tokyo」では、ディレクターとしてディレクション/ゲームデザイン/シナリオ/演出監修を担当。趣味は、映画鑑賞と読書。最近、世界遺産検定2級に合格。福岡県にある世界遺産「三池炭鉱」に行きたいと思っている。
中山 裕士
2005年にセガサミーに入社し、プログラマーのキャリアをスタート。
2014年にTango Gameworksに参加、2015年からGhostwire: Tokyoのプロジェクトに携わり、リードプログラマーとして多くのことに関わり、作業しました。
木村 雅人
1999年、CAPCOMにてエフェクトデザイナーとしてキャリアをスタート。
数々の作品のエフェクトデザイナーやプランナーを務めた後、色々あってプロデューサーを目指すことに。クローバースタジオ、イグニッション・エンターテインメント、Tango Gameworksの立ち上げに関わり、様々な作品のプロデューサー(という名のめんどくさいこと担当)を務め、なんとかかんとか現在に至っております。
陣田 拓哉
2002年より背景アーティストとしてゲーム業界でのキャリアをスタート
2012年にTango Gameworksに入社。
Tango Gameworksで携わったタイトルは以下の通りです。
The Evil Within、The Evil Within: The Assignment、The Evil Within: The Consequence、The Evil Within 2、Ghostwire: Tokyo。
Ghostwire: Tokyoではビルづくりや街のレイアウト、ライティング、マテリアル作成、クオリティ/タスク管理や雑用まで幅広く担当しました。
藤井 淳也
1995年、背景デザイナーとしてカプコンに入社。
ロックマンX、バイオハザード、鉄騎、デビルメイクライなどの制作に携わる。2012年、エンバイロンメントデザイナーとしてTango Gameworksに入社。サイコブレイクに参加後、Ghostwire: Tokyoに携わる。
Ghostwire: Tokyoでは特殊演出や特殊空間の制作を担当しました。
樋口 圭介
2005年ゲームリパブリックに入社。
2010年Tango Gameworksに入社。
「サイコブレイク」ではエンバイロメントを、「サイコブレイク2」ではレベルデザイン/ライティングを担当。「Ghostwire: Tokyo」ではコンバット/エンバイロメント/レベルデザインを担当しました。