一人では生み出せないアウトプットを開発するためには、多様なスキルを持った個人が集まり、チームでコラボレーションすることが不可欠です。
しかし企業組織やチーム開発の現場において、心理的安全性が阻害され、チームの連携がうまくいかず、単なる「分業」に陥ってしまい、個人もまた“クリエイター”ではなく、上司の指示に従う“オペレーター”に陥ってしまうケースが少なくありません。
今回の講演では、このような問題がなぜ起こるのか、そのメカニズムについて解説し、現状を打開するための処方箋について紹介します。
具体的には、人間の創造性を発揮する根源的なエッセンスである「問い」と「遊び」の力を活かした仕事術やチームづくりのコツを解説します。
講演者プロフィール
安斎 勇樹
1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。ウェブメディア「CULTIBASE」編集長。企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について探究している。主な著書に『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』、『問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』などがある。
《講演者からのメッセージ》
私自身は「ゲームで育った」といっても過言ではないほど、ゲームをプレイするのが大好きでした。
今回、チームと組織の創造性について長年研究してきた知見を、セッションを通してみなさんにシェアできることを嬉しく思います。
ゲーム業界の仕事がさらに創造的なものになるために。ともに未来を考える時間にしましょう!