オーディオ分野においてのテクニカルアーティストに相当する「テクニカルオーディオデザイナー」について、様々な角度から紹介します。
昨今のゲーム制作では高い表現力が求められ、オーディオ分野においても音響空間表現、インタラクティブミックス、インタラクティブミュージック、オーディオエフェクトなど、様々なオーディオ技術を表現力向上のために駆使する必要性が増しています。
「テクニカルオーディオデザイナー」はそういったオーディオ技術を用いたオーディオデザインを行うために欠かせない職種であると考えていますが、まだ認知度が低く、人員も不足している状態だと感じています。
そういった背景を受け、「テクニカルオーディオデザイナー」の立ち位置を整備していくためにも、その仕事の魅力をお伝えできればと思います。
講演者プロフィール
木幡 周治
2010 - 2013 : ローランド株式会社(ボス株式会社)にてギターエフェクターなどのソフトウェア設計に従事。「RC-505」のメインエンジン設計などを担当。
2013 - 2021 : プラチナゲームズ株式会社にてオーディオプログラマーとして従事。「NieR:Automata」のオーディオエフェクト、音響空間表現技術などを担当。
2021 - : フリーランスのテクニカルオーディオデザイナーとして独立。
《講演者からのメッセージ》
日本で1人目(多分)のテクニカルオーディオデザイナーとして全体的に手探りな日々を送っていますが、その中でもテクニカルオーディオデザイナー職の需要の高まりを強く感じています。
こういった情報共有で、少しでも業界全体のオーディオ表現力向上に貢献できればいいなと思います!