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日時:
2009年09月03日(木)13時30分〜14時30分
受講スキル:
・GPU/プログラマブルシェーダーの仕組みの理解・最新技術への興味/情熱・魅力ある映像への渇望
セッションの内容
本セッションでは、グラフィックスに関する最新もしくは実践的な技術の紹介などを行います。前半は田村が担当し、近年の論文の中から、先進的でかつ、将来のゲーム応用の可能性があるものを紹介します。技術が生まれた背景から、実装の詳細まで幅広く紹介したいと思います。後半は川瀬が担当します。ポストプロセスでは、高速にエフェクトを適用するために縮小バッファがよく利用されます。しかし、その解像度不足によるアーティファクトについて語られることは少ないように思います。たとえ同じサイズの縮小バッファを使っても、簡単な工夫でアーティファクトを軽減することが可能です。全画面に対するフィルタをより高品質に適用するための手法を紹介します。
講演者プロフィール
田村 尚希
所属 : シリコンスタジオ株式会社
役職 : ソフトウェアエンジニアリング部 ソフトウェアエンジニア
1980年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。建築家を志し上京したものの、気づいてみればCG・ゲーム業界にどっぷり浸かっている今日この頃。2007年4月より(株)シリコンスタジオに在籍。トップレンダリストを目指して日々勉強の毎日。
川瀬 正樹
所属 : シリコンスタジオ株式会社
役職 : R&D統括本部 ソフトウェアエンジニアリング部 リードソフトウェアエンジニア/シェーダ・アーキテクトト
2000年秋より「株式会社ぶんか社」にてXbox用ゲームタイトル「ダブル・スティール」シリーズを製作。主にグラフィクスエンジンの開発に携わり、擬似(Fake)HDR/グレアフィルタなどの各種シェーダ技法を考案。2005年春より「シリコンスタジオ株式会社」にてミドルウェア開発業務に従事。 CEDEC2002, CEDEC2005, CEDEC2007, CEDEC2008, GDC2003, GDC2004などで講演。