本セッションは、今年4月1日から1週間限定で公開された「プリコネ!グランドマスターズ」の開発事例を通じ、クライアント/サーバーの開発言語をC#で統一することのメリットや課題、開発言語統一を進めるための具体的な手法を紹介します。クライアント/サーバーにて開発言語を統一することには一長一短がありますが、経験のある開発会社は少ないのではないでしょうか。今回の講演では、開発言語の統一によるクライアント/サーバーの平行開発フローや設計、プロトタイピングから本開発への移行プロセスとフローについて、具体例を交えて解説します。また開発言語統一がもたらした、KubernetesやGitHub Actionsとの連携による効率的な環境構築やテスト実行環境、Webツールを含めた各種ツール類のプロジェクトやソリューションの一元管理の方法など、実際に利用された独自開発ツールの使用例を交えながらご紹介いたします。
講演者プロフィール
大道 賢人
2016年にCygamesに入社。エンジニアリーダーとして「Shadowverse」に参画、ゲームシステムの基盤開発/観戦モード・リプレイ機能の実装やリアルタイムサーバー関連の業務に従事。その後「プリコネ!グランドマスターズ」に参画し、各種サーバーAPI/ゲームロジックの実装だけでなく、モデル制御やシェーダー等のグラフィック関連など、幅広い業務領域を担当。
《講演者からのメッセージ》
「プリコネ!グランドマスターズ」は短期間の公開ではありましたが、これまでにない技術的挑戦を多く盛り込んだタイトルでした。限られた開発リソースの中で、MagicOnionの採用や開発言語の統一など如何に効率的に開発を進め、リリース~運用を行ったかについてお話できればと思います。