スマートフォンゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』内で配信されている「コネクトライブ」機能では、3Dキャラクターがステージ上でリアルタイムに動き会話するバーチャルライブを実現しました。本セッションでは、リアルタイム配信型バーチャルライブを実現するための手法や技術、ユーザーにライブ感のある体験を提供するための工夫をご説明します。
講演者プロフィール
山口 智也
株式会社サイバーエージェントに新卒入社し,株式会社Colorful Paletteに配属され現在はクライアントエンジニアとして従事。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』 では主に3D描画やバーチャルライブ周辺の実装を担当。
コネクトライブ機能では、リアルタイム配信機能の開発リードやライブ演出の描画実装を行った。
《講演者からのメッセージ》
コネクトライブ機能では、アプリゲーム内でのリアルタイムキャラクターライブという技術的にもコンテンツ的にも事例の少ない領域に挑戦しました。
今回の発表が今後の挑戦的なアプリゲームの開発やライブコンテンツの制作の一助となれば幸いです。
磯田 泰寛
これまでに、コンシューマー、ブラウザ、モバイルなど、複数のプラットフォームでのゲーム開発におけるサウンドのディレクションを担当。
BGM・SEの制作をはじめ、Wwise・ADX2等のミドルウェアを用いたゲームサウンド演出のほか、PV・CM・youtube配信番組などゲーム外コンテンツのサウンド演出を手掛ける。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』 では、ゲーム内サウンドのディレクション、ADX2を用いたサウンド演出、BGM制作、書下ろし楽曲の監修などを主に担当。
またコネクトライブ機能では、配信オペレーションの進行監督を務めている。
《講演者からのメッセージ》
ゲームは売り切りのスタイルから、運用アップデートを前提とした形へと進化してきました。
そしてこれからは、リアルタイムでコンテンツやイベントが実施されることも、ゲームの機能として当たり前になってくるかもしれません。
コネクトライブ機能でColorful Paletteのサウンドが担当している部分は、これまでのゲーム開発現場におけるサウンドの役割や手法とは少し離れた部分になりますが、そのような未来に向けた、1つの知見としてお役立ていただければ幸いです。
藤本 誠人
イラスト受託制作会社にイラストレーターとして新卒入社後、アニメーション・演出をメインに担当するようになる。
モーションデザイナーとしてブラウザゲームの開発、モデラーとしてVライバーの配信プラットフォームなどの開発を経て、2019年にColorful Paletteへジョイン。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』 では、Live2D、バーチャルライブ演出などの制作を担当し、現在はアシスタントマネージャーとしてアニメーションチームのマネジメントを行っている。
《講演者からのメッセージ》
コネクトライブにおいてアニメーションチームでは、企画当初のライブ全体のコンセプトづくりから、ステージデザイン、ライブステージ演出などを担当しました。
ゲーム内におけるライブ演出の手法や考え方、作る上でつまづいた点などをクリエイター目線でお話しできればと思っています。