Pixar社の開発したライブラリUSD (Universal Scene Description)は、
HoudiniやMaya、Blenderといった多くのツールでサポートされ、日本国内でもその名前を聞く機会が増えてきました。
しかし、具体的にどのようなことができるか、どのように導入を進めれば良いかはあまり知られていません。
本セッションでは、
・USDとはどのようなもので、使用することでなにができるようになるのか
・プロジェクトで導入するまでどのように開発を進めていったのか
・コース・クルマなどでのアセット製作での活用事例
以上3点を、『グランツーリスモ7』での実例を交えながら解説します。
講演者プロフィール
安藤 恵美
2019 年、ポリフォニー・デジタル入社。
『グランツーリスモ7』から開発に参加し、ツールパイプラインエンジニアとして
主にアセットビルドパイプラインの開発、アーティストのサポート等を担当。
Houdini18 発表イベント Houdini/SOLARIS で理解する USD 入門
Universal Scene Description Advent Calendar 2021 主催
など、USD の情報を日々発信しています。
《講演者からのメッセージ》
USDは非常に巨大で複雑なライブラリですが、その思想や豊富なAPIを理解することで、
従来だと開発が困難だったパイプラインを実現させることができる高いポテンシャルを持っています。
そのUSDが持つ魅力を少しでも多くお伝えできれば幸いです。