プリントシール機、通称プリ機は、若年層の女子に向けて、
かわいく"盛れる"写真が撮れることを目指して進化を続けてきました。
"盛れる"というのは、ユーザーである女子達が
理想とするイメージに近づいた自分になる、ということです。
弊社のプリ機では、商品ごとに固有の世界観を構築して、
どんな人でも、どんな撮り方をしても理想のイメージに近い画像を作れるような処理を構築しています。
このセッションではそういった"盛れる"写真を作り上げるための画像処理についてご紹介します。
"盛れる"とはどういったものか、理想形を分析した上で、
どんな人が写っても理想形に近づけるための技法や、
どんな撮り方をしても完成度を保てるような技法を解説します。
それを実現するための手法として、機械学習を用いた領域分析を始めとした
処理要素の開発事例についてもお話しします。
講演者プロフィール
中嶋 俊介
2005年 株式会社フロム・ソフトウェア入社。「ARMORED CORE4」「meet-me」開発に携わる。
2013年 フリュー株式会社に入社。
2018年より、ソフトウェア開発・画像処理技術リーダーを務める。
プリントシール機「KATY」「SUU.」「CAOLABO」「猫と彼女。」等の開発を担当。
《講演者からのメッセージ》
撮った写真を加工して、かわいい画像をユーザーへ届ける…
私達の画像処理は、そのために独自の進化を繰り返してきました。
今回は、いわゆる一般的なゲームとは少し遠くて少し近い、
そんなプリントシール機の中身についてお話します。
写真の加工技術や人物の写りを引き出すための技法が、あなたのお役に立ちますと幸いです。