『テイルズオブシリーズの物量』と戦うサウンド開発

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日時:
2022年08月25日(木)14時50分〜15時50分
形式: レギュラーセッション(60分)
プラットフォーム: コンシューマ PC
受講スキル:
・ゲームサウンド開発に携わる方 ・サウンドプログラマーの職務経験がある方
受講者が得られるであろう知見:
・サウンド開発効率化の知識 ・サウンド開発におけるツールの事例など
セッションの内容

本セッションでは、長編RPGである『Tales of ARISE』における開発事例をご紹介します。
長編RPGと戦う前準備として、サウンドプログラマと連携しつつ「多彩なエフェクトとサウンドを連動されるパーティクルサウンド機能」「効率的な環境音配置ツール」「残響用のリアルタイム空間計測」などツールやワークフローの整備等を行いました。
また実装の際にWwiseを利用した簡単な効率化、シーンに役割を持たせる楽曲と環境音のバランス変化など本作で行った具体的な事例をご紹介いたします。


講演資料

  • Cedec_tales2022_Snd.pdf

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講演者プロフィール

矢部 健太

矢部 健太
所属 : 株式会社バンダイナムコスタジオ
部署 : 技術スタジオ制作部 サウンドユニット3パート2
役職 : リードサウンドクリエイター

2007年に株式会社ナムコテイルズスタジオ入社し、現在は株式会社バンダイナムコスタジオ所属。
主に『テイルズオブシリーズ』でサウンドディレクター・サウンドデザイナー両面を担当。
また『God Eater』『鉄拳』『アイドルマスター』シリーズで一部効果音などを担当しつつ、『ケロロRPG』や一部タイトルでは楽曲制作にも従事。

《講演者からのメッセージ》
長編タイトルの物量は数の暴力です。
これらと戦う為には同じように相応の人員数を用意するか、何か事前に策を練る必要があります。
時間も人員も用意するのはそう簡単な事ではありません。

この講演では小規模な人数で大型タイトルに向けて行ってきたサウンド組み込み&演出の工夫や、
単純化する事で"サウンドデザイナー以外でも触れられる様に工夫したツール"などについてお伝えします。

共同研究・開発者

・野村 浩二(株式会社トライクレッシェンド 開発1課)