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日時:
2022年08月24日(水)13時30分〜14時30分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
CPUコア、スレッド、ロックフリーなど、マルチスレッドプログラミングにある程度触れたことがある方。
ゲームロジックからGPUコマンド生成までのゲーム全体の処理の流れをある程度理解している方。
マルチスレッドを前提としたプログラム設計方針に興味のある方。
受講者が得られるであろう知見:
マルチスレッドを前提としたプログラム設計・考え方の一例。
セッションの内容
ハードウェアの世代交代により、ゲームが利用できるCPUのコア数が増えましたが、
増えたCPUコアをうまく活用できず、一部のスレッドにだけ処理が集中する状態になってしまいました。
弊社の内製エンジン「Toyloエンジン」における、マルチスレッド設計問題点から、どういった方針で改善を行ったかを解説いたします。
主にプログラムから見たゲームの1フレームの考え方と、データの取り回し、マルチスレッド化しやすい仕組みや概念についての説明となります。
講演者プロフィール
林 祐一郎
所属 : トイロジック
部署 : 開発部プログラム課
2010年トイロジック入社。
主な参加タイトルは『新・光神話 パルテナの鏡』『ファンタジーライフ』『サイコブレイク』『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』『NieR Replicant ver.1.22474487139...』など。
現在は社内エンジンチームのリーダーを担当しています。
《講演者からのメッセージ》
グラフィクスに比べると、ゲームにおけるCPUやマルチスレッド設計に関しての情報が少ないと感じています。
今回の講演内容が少しでもお役に立てれば幸いです。